迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

核の海洋汚染…でも、仕方ないじゃん(T_T)

福島第一原発での事故。放射性物質が混じった水を、海に放流しなくてはいけなかった状況の原因は、とにかく冷却を優先にするあまりに、そして、過剰に放射線被曝を恐れるあまりに、破損状況を把握できないまま放水し続けた事である。しかし、そんな事を言ってる場合でなかったのも事実。それなのに“放射能テロ国家だ”とか、“愚劣な海洋民族”だとかの批判が多い。ちょっと待て、それを言える立場じゃねぇだろ、核保有国どもが!!

念のために言っておくが、太平洋上において放射能で汚染されていない海は、どこにもないという事だけは知っててもらいたい。なぜなら、過去にビキニ環礁タヒチ近海で、水爆や地下での核実験を行っていて、それに伴う放射能汚染が起きている事を、みんな忘れてる様だが…つまり、重金属中毒や放射能で汚染されたクジラやイルカが、今でも海を泳いでいるのであり、一部の真珠でも、放射能汚染による変異と思われる事例がある。また、チェルノブイリ原発事故後、日本近海のヒジキやコンブから、通常の1,000倍以上のヨウ素が検出された事もあった。つまり、福島の事故ばかりに目が奪われがちだが、過去にもそういった汚染があって、それによる変異が続いているのを、今回の事故の所為にしようとしてる…と考えるのがスジじゃなかろうか。
だって、回復までに100年も掛かるって言ってる様な状況なら、それ以前に行われた核実験や原発事故による汚染も、まだまだ終わっちゃいない訳であり、とてもじゃないがインド洋や大西洋だって、繋がっている以上、汚染されていないとは限らない。もちろん、海流による加減もあるだろうが、そこんトコを失念した上でギャーギャー騒がれるのは、ちょっとおかしいんじゃねぇか?
ともかく、類似の事故が発生しないとは限らない以上、原発廃炉を訴えたい気持ちはわかるが、地下資源に頼り過ぎて、枯渇した時にどうするんだい?まして、地球温暖化酸性雨による森林消滅も、結局は人間の飽くなき我侭によるもの…そこんトコを忘れて論じてる事がナンセンス。いくら太陽光や風力、地熱等の“自然由来エネルギー”の開発をやってるといっても、現時点では、その電力変換率はかなり低い。まして、バイオマス燃料を使うにしても、それは、燃料供給地(森林)と利用者(発電所)との距離が短ければ問題ないが、距離が遠すぎれば、その分無駄なCO2(輸送の際に使う燃料消費分)が出る。まして、震災の瓦礫を燃料にしたとしても、その分のフォローを他所でやると意味がない。つまり、本当の意味での“カーボンニュートラル”を実行したいのなら、燃料を使った分だけ、その燃料と同じ分の草木をその場に植えなきゃいけないのだ。言い方を変えれば、“燃料の自給自足”が鉄則であって、使いっぱなしじゃ、いずれ森が砂漠にバケる。
どんなモンにも、それ相応の歴史があり、それは現在も続いてる。そこんトコを学ばずに、専門家ぶるのはバカの極み。もっと歴史を学んでみな。人間は大変だろうけど、どんなに汚染された状況でも、桜の花は春になれば咲くし、海草類も豊かに茂る。それを食す動物がいる訳で、そいつらには核の脅威だの放射能の恐怖だのは、まったく理解できない。でも、後世に種を残す使命を忘れていないから、リスク承知で繁殖できる。そうやって、地球が“生物のゆりかご”として使える様に浄化してきた訳であり、その過程で進化と退化を繰り返した…それが答え。“風の谷のナウシカ”じゃないが、放射能汚染をどうにかしたいなら、今すぐに原発周辺に落葉樹の苗を植えろ。そして、その周辺を森に返してやれ。本当の意味での自然の力…浄化能力は、人間が思う以上に強いし早い。