迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

もっとラジオを活用しよう!!

今日、泉タソ(@sato_izumi)がTwitteで、今回の震災でのラジオの役割云々を呟いていた。オイラ的には失礼ながら、“何を今更…”と思う訳だが、考えてみると、最近、PCやスマートフォンiPad等でradiko経由で聴く事はあっても、実際のラジオ受信機を使ってラジオを聞く人を見かけなくなった気がする。だが、よくよく考えたら、ラジオ放送は今でもアナログであり、また、受信機自体は、かなりコンパクトになった。(でも、感度は落ちたw “カーステレオ無双”は、今や遠い昔…)“radiko”で聞くのも良いのだが、アレはアレで難儀な部分もありまして…

昔は、高層ビルやレジデンス型マンション等、鉄筋コンクリートの建物も少なく、また、エアコン等の家電も少なかったから、ヘボいラジオ受信機でも、周波数をキチンと合わせてやれば、地元局ならクリアに受信できた。まして夜は、東京駅八重洲口でもMBSCRK等の関西のラジオ局がクリアに受信できた程で、結構助かった事もしばしばw(いやね、当時“あどラン”のラジオ版が放送されていたのよね…20年ぐらい前の話だけどw)だが、近年の高層化が影響して、受信環境はオイラの家でも、ラジオ受信機に内蔵されているアンテナ(中波用は、カーボンに細かい銅線がコイル状に巻いてあるヤツ)の位置が悪いと、全然受信できない状況である。まして短波であるラジオNIKKEIの場合、太陽の黒点運動にも左右されやすい事もあって、安定して受信する事ができない事が多い。もちろん、専用の補助アンテナ(一般的には簡易的なループアンテナを使う方が安定するが…)を使えば良いのだが、意外と場所と電気を喰うw(古いから、電池の消耗が激しいのよw)
だが、携帯電話のワンセグも含めてテレビが使えず、ネット通信も不安定な時程、ラジオの有難味がよくわかる。なんせ、最近のは小型で、ダイナモ(手回し式)発電機付きの懐中電灯一体型なんてのもありますからね。だけど、普段から使ってる人にはともかく、そうじゃない人程、そのアナログチックな操作方法を知らない事が多い。更には、音声のみという環境に慣れてない人は、言葉だけの情報では不安を感じたらしい。ま、慣れればどうって事はないのだが…
しかし、3G回線の携帯電話の通信システムを経由して“radiko"が聞ける様になって、情報が手に入る様になると、退屈しのぎにラジオの番組を聞く人が増えたのは、オイラ的に面白かった。てのも、先月一杯まで、“radiko”が全国で東京と大阪(最後らへんで名古屋もw)の全ての民放ラジオが聞ける状況になっていて、それによる他地方…特に被災地でのリスナーからコールバックがあって、それを紹介するパーソナリティーが驚いている様子は、聞いているこっちも微笑ましい光景だった。
そう、ラジオはテレビと違って、アナログだからこそのライブ感があり、それをリスナーと出演者が“共有”するからこそ楽しいのである。言ってみれば、これこそ本当の意味での“双方向性”のメディアの“原点”なのである。そこんトコを忘れて、テレビにそういう“ラジオ感覚”を求めるから、番組そのものの質が落ちるのであって、テレビにはテレビの役割がある。当然、映像資料を作ることも重要だが、ラジオではカバーしきれない部分…つまり、“無音”でも映像が流れている以上は放送事故にならないという“利点”を活かさないなら、却って情報メディアとしては“邪魔な存在”になってしまう。視聴率に拘り過ぎて、本当に視聴者が知りたい情報を報じないのであるなら、テレビは見る価値などない。逆に、非常時において“真実”を話さないラジオ報道も、不信感を煽るだけ。だからこそ、もっと“生の声”を一人でも多くのリスナーに聞いてもらえる番組を、地元ラジオ局には頑張って作ってもらいたい。ま、それをフォローする為に、ようつべ連動のラジオ番組を作っちゃったアーティストが何人かいる訳なんだが…w