迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

九州は観光大国?! 〜ホテルの朝食編〜

ま、比較するのもなんだけど、いわゆるチェーン展開してる大手ホテルと、ローカルながらも顧客を飽きさせない(期待を裏切らない)ホテルでは、その接客レベルを見るにあたって、一番ポイントになるのは、実は朝食(バイキング形式)の内容の濃さである。つまり、品数や内容が同じメニューでも、その作り方やサービスの仕方ひとつ見比べても、如何に利用者のテンションをハイにさせる事ができるかは、朝食のあり方で決まると言っても過言ではない。オイラ自身、一流といえるホテルをある程度だが、利用しまくったクチである。だからこそ言えるのだが、いくら有名老舗でも、朝食がマズい様なホテルは、決して“一流”とは言えない。むしろ、定番メニューでも妥協せずに、常に研究熱心なサービス向上のあり方を提示できているホテルは、本当の意味で“一流”であり、それ故のこだわりを持つからこそ、全国展開せずに“地域一番の宿”であり続ける事を選ぶホテルだってある…という事だ。

そういった意味では、鹿児島の城山観光ホテルの朝食は、品数もさることながら、自信を持った内容なので、飽きがこない。そして、オイラ的に、ここのパンに関していえば、殆どのホテルでよくある、どこぞのコンビニのPB商品の様な安っぽさがない。つまり、自社生産であろうとなかろうと、ココの部分で手抜きをする様なホテルは、どんなに“一流”を謳っていてもクソであり、信用できない。逆に言えば、ジリ貧でそうせざる得なかった三セク宿舎は、そこんトコは割り切った上で利用している分、価格的に納得できる部分であり、況や夜行フェリーの朝食なんてのは、食材や飲料水の加減上、ゲロマズな内容でも乗客自身がそれを見越して事前に確保すれば良いだけの話である。そういう意味では、某ホテル(福岡県内…だからといって、ドコとは言わんがw)の手抜き振りには、一流ホテルとしての片鱗を微塵も感じさせない。コレは、正直言って、親会社の経営方針も疑って掛かった方がいいし、そのヘボさ故に倒産しててもおかしくない。
大手…といえるかどうかは別として、意外と心遣いがニクいのは、ホテルヨーロッパの場合。メニューそのものはオーソドックな内容なんだが、流石は実際の欧州のホテルを模造して作った事もあり、朝っぱらから酒(スパークリングワイン)が飲める。(誤解がない様に言うと、欧州のリゾートホテルでは、“Eye Opener"という名目で、宿泊客に辛口のスパークリングワインをグラス1杯分、提供する風習があるのだ。同じ様なサービスは、ザ・ウィンザーホテル洞爺でも行われているんで、興味がある方は、一度、予約して泊まるべし!!)そもそも、風景そのものがオランダ・アムステルダムの古き良き時代をコピーしている為、しかも、ホテルの敷地そのものは“海の上”(てか、運河の一部)だから、基本的には、一般的なホテルとはコンセプトそのものが違う…そう、単なる宿泊施設ではなく、このホテル自身もHTB園内の“アトラクション”の一部であり、だからこそ、ホテルでのチェックインも一旦、入園口にある総合受付を通じて手続きをしないと、話が通らない仕組みになっている。(特に、マイカーやレンタカーで来場した場合、ココで手続きをしていないと、ホテルを利用したと出口で言っても、法外な駐車料金が…w)
さて、チェーン展開するホテルで、オイラ的にオヌヌメなのは、リーガロイヤルホテル小倉である。レベルは本家のリーガロイヤルホテルと同等クラスなんで、味に関しては保障できる。が、残念な部分を一つ言えば、そこんトコがいわゆる“チェーンホテルの弱点”であり、価格帯の割には…ってヤツである。つまり、本店の味を真似ようとして、水質や食材の生産地を無視して作ってしまうトコがあって、故に味そのものが“ワンパー”になる訳である。(そこんトコは、他のそういったチェーン展開してるホテルの性…なんだが。)ただ、それはそれで、ホテルとしての“個性”であり、そこばかり気にし過ぎると、却ってホテルのブランドに傷が付く…むしろ、ホテル側から見たら“イヤな客人”というレッテルを張られかねない。逆に言えば、本店の味…というより、その立地条件を知っているからこそ、本店以上のサービスを現地で要望する様になるだけの話であり、そこんトコを理解した上で利用する分には、どんな一流ホテルでも共通してる認識であろう。(ま、競馬ファンとして言わせてもらえれば、普段はロビーの片隅に追いやられている、白い馬の彫刻がフロント付近に移動してる場合、小倉競馬開催中を意味してる…という演出が面白かったりする訳でw ちなみに、この馬の彫刻は、元々はリーガロ本店のモノだったらしいが、諸般の事情…って言うよりも、競馬場が近いって事で、こっちに持って来ちゃったとか。)