迷馬の隠れ家 はてな本館

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九州は観光大国?! 〜鉄道編その2w〜

前回は列車中心でお届けしたが、今回はJR九州の“徹底的な値引きw”サービスについて。通常、JRの切符は“みどりの窓口”で発売される場合、指定区間の経由に関わらず、最短距離での算出で料金が提示されるんだが、その方法だと割高になる場合もある事から、一部の“乗り鉄”は旅行会社に無理言って、特定の区間別に切符を発行してもらって、それを連続使用するケースがある。(JRの場合、地方路線と幹線、更には大都市交通圏で料金設定が違う為、連続で乗車した場合、50〜100km圏ごとに、ヘンテコな差額が発生する事が多いのだw)その“斜め上”をやってのけるのが、JR九州の“みどりの窓口”での対応だ。

というのも、コレを見てもらうと解ると思うが、実はインターネット上では、他のJRグループで発売されている切符の種類や形式はほぼ一緒なのに、窓口で相談すると、“乗り鉄”以上のテクを駆使して、切符そのものを、利用者の目的に合わせてチョイスした上に、ある意味での“ズルルール”を容認して、発券してくれるのである。例えば…ハウステンボス鹿児島中央で利用する場合、普通に検索を掛けると、特急券込みで、一人12,010円なんだが、九州新幹線2枚きっぷ(回数券タイプの切符)で佐世保鹿児島中央と、早岐(はいき)〜ハウステンボスの乗車券の組み合わせでやると、一人10,700円で、およそ1,310円も割安になる。つまり、駅弁一個分の“経費削減”という訳だ。同じ理由で、組み合わせを工夫すると…グリーン席の差額を払っても、お釣りが出る場合もある。(ただでさえ、小倉〜鹿児島中央の新幹線2枚きっぷで検索を掛けたら、通常よりも片道2,000円程度の差が…w)
コレを、窓口の連中がやってのけるのだから恐れ入る。つまり、通常なら相手の足下を見て、通常料金を請求するのがスジなのに、九州の場合、観光地で消費して欲しい分、最初から値引きをやってくれる訳である。逆を言えば、他のJRなら事前購入にしか割引はしないのに、九州の場合は、顧客のニーズに合わせた組み合わせを提示し、それで納得された場合にのみ、価格のサービスをやってくれる…という訳である。
もちろん、他のトコでもそういった事はやっているのだろうが、事前の予約無しで、しかも突発的に提案を出されても、それに対応できるだけのスキルが、JR九州にはあるという事だ。あ、ついでと言っては何だが、件の九州新幹線開業CMのDVD、現在、5,000枚限定で再販売を行っているとの事。現時点(11/14 22:30)で、あと900枚程度の在庫だそうなw