迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

今年も営業開始w 深夜食堂“FLAT RIVER”2012〜1日目〜

マーグ(以下グ):ういーす。今年もこの季節だな…まぁ、去年がアレだったんでドタバタしたけど、今年はいろんな意味で、幸の多い年にしたいね。
ホクティ(以下ホ):ご機嫌よう…お初にお目にかかります。私、小度よりマーグ殿と供にこの店を切盛りする、“ユーロスタイル”のホクティと申します。
グ:おいおい…オレ、何も聞いてないぜ。
ホ:いやいや…これは私が勝手に決めた事でして、あ、お邪魔でしたらすぐに退きますが…
グ:…いや、多分、マスターの気まぐれで、今回登場する様に言われたんだろ?だったら、遠慮するこたぁねぇぜ。
ホ:では、お言葉に甘えて…
グ:で、ホクティは、料理とか作れるのか?
ホ:“生前さん”が、いわゆる“欧州かぶれ”でありまして、特に、パンに関してなら…
グ:結構!! パンが作れるだけでも、十二分の才能だぜ。
ホ:そうですか。

グ:じゃ、早速だけど、受験生向けの手軽に食べられるモノを一丁、作ってくれるか?
ホ:では、ワインにも合うチーズサンドでも…その前に、ここへ来る前に、バケットを焼いておいたんで、それをまず、適当な大きさにスライスして、切り口にガーリックバターを塗り、カマンベールを適当に切ってスタイスしたバケットの上に乗せ、コレを軽くロースターで表面を炙れば完成。仕上げにパセリをちらせば、チーズとガーリックがほんのり香る、乙な一品に…
グ:ちょっと待て、バケットってなんだ?
ホ:これは失礼、フランスパンのひとつで、細長く硬めのパンが“バケット”で、太めで軟らかい方が“バタール”ってパンです。どちらも、ハードタイプのパンですが、バケットはオープンサンドやラスクに向いていて、バタールはパンプディングやテーブルロール代わりに用いるのが一般的ですね。
グ:細口でパリパリか、太口でフワフワなのかの差か…
ホ:また、使う粉によっても風合いが変わり、普通の強力粉だけで作るのと、全粒粉を使うのと、らライ麦を混ぜるのとでは、食感や噛みごたえも変わってくるんですよ。今回は、薄力粉と強力粉を1:2の割合で混ぜて作りました。
グ:あ、作る時に小分けしておけば、テーブルロールとして使う事もできそうだな。
ホ:それは、ブールですね。いわゆる“コッペパン”のフランスパン版で、作り方はバケット等と同じです。ただし、通常のテーブルロールより硬めですから、できれば、横に半分に切ってから、軽くトースターで火を入れてあげる方が食べ易いかと…
グ:なに言ってんだよ、それこそ、適当にスライスしてからオーブンで軽く焼いて、それを適当にちぎって、レタスや水で晒したオニオンスライス、刻んだ湯剥きトマトとボウルに入れて、分離式フレンチドレッシングと粉チーズ、茹で卵を合わせて…お手軽シーザーサラダの一丁上がり。
ホ:おや、噂通りに、なかなかの腕ですね。
グ:伊達に今まで、一人で切盛りしてた訳じゃねぇぜ。
ホ:では、今回はこのスタイルで、進めていきませんか?
グ:“ビストロSMA●”方式か…面白そうだなw
ホ:それでは、明日以降はその方式でやり合いましょう。
グ:かまわねぇぜ。