迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

祝・大飯原発再稼動w

タイトルを見て、多くの人はガッカリするとは思うが、このBlogの主旨がわかってる人なら、これは“皮肉”を込めた言い方だという事に気付くだろう。なんせ、安全性云々よりも先に、野田首相自身が“英雄”として崇め奉られたい一心で下した決断だからだ。これでは、再稼動に関して賛成してる人でも、苦笑いせざる得ないというモノ。むしろ、専門家の判断を無視しての決定事項である以上、政治的な責任だけでなく、無責任な“GOサイン”を下した事によって、関西電力が東電以上に叩かれる事は必至である。それによって迷惑を被るのは、利用者である関電管内の住民だ。

何度も言ってるが、オイラは基本、原発“推進派”を謳っている。が、ここで間違って欲しくないのは、だからと言って闇雲な開発を支持しているのではない。むしろ、耐久年数を迎え老朽化した原発を、如何に安全に廃炉するかを研究する意味合いでの“賛成”であって、まして、原発よりも化石燃料に依存してる今のエネルギー政策こそ、地球規模の自然破壊だという立場である。ここの部分を間違えてはいけない。そこんトコをすっぽかして批判するのであれば、なんでオイラが農林水産業の重要性を何度も訴えるのか、ちょっと考えて欲しい。単純な食糧自給率や森林保全だけが、この“問題”を意味してるのではない。むしろ、今後の日本のあり方を考えた時、最新鋭の科学を活用すれば、第一次産業である農家や漁師の地位は向上し、山林の管理を徹底すれば、この先も飲料水の確保も、そして土砂災害も最小限で済む…そう考えるからこそ、オイラは農家へ嫁いだし、まだまだ拙いが農作業の手伝いもやっている。それが後々、未来へ残せる“財産”だと信じてるからこそ、真面目に取り組む事ができるのだ。
むしろ、安易なデモ行進や、怒鳴るだけの演説なんぞ、後世に何も残せない。むしろ、歴史上にその行為が載る事はあっても、それに似合うだけの“現物”を残せない…抗議だけでは結局“昔はよかった…”という、懐古的な感覚しか残らないし、ついでを言えば恨みだけである。そうなると、歴史というのは“悪癖”だけは繰り返す事が多く、またそれを“他人事”として聞き流すから、同じ轍を踏む事になる。むしろ、相手を責めるヒマがあるなら、自分にできる事を全部やってから文句を言うべきであって、何もしない…否、何もかも“他力本願”で済まそうとするから、無責任な政権下でブツブツ言わざる得なくなる。
強き信念がある人には、故にブレない。だから、どんな困難も受け入れて、克服する事ができる。信念…否、自分自身に確固たる哲学と指針がない人は、故に世間の情報に流され、ややこしい事に巻き込まれる。そして被害を受けて泣き叫ぶのである。そこに決定的な違いが出る。本物の“楽観主義者”とは、遠い未来を自らが“描く”のであって、ただ単純に望むのではない。逆に“悲観主義者”は、未来を自らの意志で“描けない”から、世間に、そして自分に絶望するのである。皮肉な話だが、いくら原発を全廃できたとしても、化石燃料に頼る以上、なんの問題解決にはならない。そこで目を付けるべきは“昔ながら”の自然と共存する生き方…つまり、農業や林業、そして漁業の“共栄共存”のあり方を、もう一度見直すべきなのである。
そう、そういう考えがある以上、安易な原発依存や化石燃料を巡る争いを、オイラは批判するのであり、それ故のアクションとして“バカ発見器”であるTwitterで、反原発を掲げるバカに対して喧嘩を売っている訳である。本気で原発を廃したいなら、何度も言うが“自給自足・地産地消”を提唱し、その為に必要な技術や科学を学ぶべきなのである。安易に太陽光や風力発電所に期待を寄せるよりも、もっと身近な農業や漁業、林業に協力を呼びかける事が、今後のエネルギー政策を変えていく原動力になる…と、オイラは思っている。
そのひとつとして、福島県内の、それも放射能汚染が比較的マシな農地に、燃料用の作物(トウモロコシやジャガイモ、ヒマワリなど)を作付けし、それからバイオ燃料を製造する…コレだけでも、除染と作物収入と雇用の確保が可能ではなかろうか?(ま、実行不可能なのが現実だろうけど…)だが、ヘタな風評被害を受けるよりも、こういった“発想の転換”が、今後の被災地復興には必要なのでは。あくまで言っておくが、コレは被災地をバカにしてるのではなく、なんでそういう考え方ができないのか…と訴えたいのだ。
古くからの柵(しがらみ)なんぞ、あの震災でゼロになったのだから、思いきった事をやろう。それで失敗しても、失うモノなど何も無い。むしろ、成功すれば、それがきっかけで、多くの農家や山林が、そして漁師が救われると思う。もっと言えば、この国だけでなく、世界中の貧困を、丸ごと救えると思う。その為の“第一歩”を示すのは、被災地の農家だと思う。今こそ“農家の底力”を見せる時…できるハズです、エネルギー政策そのものを、農林水産業が変えていく…そんな“強い信念を持って、今日もオイラは愚かな反原発派に喧嘩を売るのですw