迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

道路渋滞の原因と対策w(高速道編)

さて、世間では夏休みだ、三連休だという事だが、こういう時期は節電も兼ねてドライブってのもアリだと思う。が、それ故の問題点も多い。その中でも、観光地周辺の道路は、一般・高速問わずに大渋滞を起こす事もしばしば…特に最近はSAやPAが充実した施設へ変わってきてる為、人気の場所は混雑必至。そこで、普段は運転しないペードラさんの為に、オイラ流の“長距離ドライブをストレスフリーで楽しむコツ”を、ちょっとだけ伝授しようw 今回は高速道路…法律上でいうトコの“高速国道”と言われている区間での話。

“高速道路”とひとくちに言っても、ピンッ…とこないドライバーも多いだろう。道交法において、一般的に“高速道路”と指定されている区間は、NEXCOグループ管轄下の自動車専用道で、最低速度が50km/h、最高速は原則として100km/h(一部区間では80km/h)と指定されている区分(高速国道)と、一部の“都市高速道”と名乗っている有料道路で、規格が高速国道とほぼ同じな区分(有料自動車専用道)が該当する。つまり、いくら高架橋や自動車専用道といっても、通行料金が掛からない区分は、全て“一般道”扱いであって、例外規定がない限り、法定最高速度は最大で60km/hである。また、有料自動車道でも、基本的には一般道と同じ速度規制がある。(阪神高速は、湾岸線を除いて全線最高速は50km/h、または60km/hです!!)しかし…現実はというと、大概の場合20km/h以上“速度超過”した状況で走るケースが殆どで、中には200km/h位で走行している様なクルマもちょくちょく見かける。(大概は大型のSUV車で、外車のスポーツ系は、そういう乱暴な運転を見かけた事は、オイラの経験上、殆どないw)ま、そういうのはたぶん、ヘボいオービスの犠牲になってるだろうけど…w
閑話休題、では、なんでそうなるか?それは“高速道”という“言葉の魔法”がそうさせている…と言っても良いだろう。つまり、対向車と区分された上に、片側に2車線以上あり、そして横断者や交差する平面道がない…といった“より速く走る為に整えられた道”という条件が、利用者そのものを“速度の魅力”に惹かれる原因にもなっている訳である。
しかし、免許取りたてルーキーが、いざ高速道へ…となると、流石に普通に走るのも勇気がいるトコ。まして、普段から高速道とは縁遠いモンにとっちゃ、あの速度に自分の愛車を放り込むのは、狂気の沙汰でしかないw(by:オイラの旦那)故に、どうしてもビビリが高速道を走ると、法定速度を守ってても、走り慣れた者や元からの“飛ばし屋”系のドライバーからすれば、イライラの原因にもなる。しかも軽四だと、高速道に適応する様にカスタマイズしてるヤツや、燃費を無視してアクセルベタ踏みできるヤツ以外だと、速度が足りなくて邪魔な事もしばしば…(いや、オイラが今乗ってるヤツも軽四だが、知り合いの自動車屋が高速仕様のヤツを薦めてくれたんで、タマに峠仕様のスカG相手に互角に名阪国道走りますがw)そういう時はどうすればいい?
答えは簡単。高速道では“キープレフト(左側を走行する)”が基本。故に、法定速度でテロテロと走るなら、最初から追い越し車線である右側に無理矢理入らず、前方のクルマより少し“遅め”の速度を守れば良いだけ。つまり、3車線以上ある様な区間は、大概の場合一番左端は低速(法定速度ギリギリ)の車両が走る区分だと割り切った方が走り易いです。というのも、特に山間部を走る区間では、どうしても急な坂道(と言っても、高速道の場合、余程でない限りは60‰以上の坂は存在しないのだがw)を登らないと行けない区間がある。こういうトコでは重機を積んだトラックや大型トレーラーでは、運搬するモノがモノだけに重過ぎて速度が出ない。そこで必ず最低速度(50km/h以上)を割り込む事になるので、一番左端を“登坂車線”という名称で、最低速度の規制を“解除”している区間ができる訳である。また、ICやJCTへの分岐&合流の区分も、大概は左端なので必然的に走行速度が速過ぎると、接触や追突事故の原因になる訳である。だから、殆どのクルマは左端を走る時は、法定速度ギリギリの状態で走る事になる。よって、初めて高速道を走るなら、最初から左端で走行する事を心掛ける方が良いでしょう。但し、例外事項として、目的地に向かう時にJCT分岐で行き先が“右側”の場合は、分岐表示は5km手前付近から表示されるんで、それを目安に、後方から来るクルマに気をつけながら、早めにウィンカー(方向指示)を出して、最悪でもJCTの500m手前までに車線を変更しましょう。どんな高速道路でも、大概の場合1km手前までに目的地までの表示を、最低でも一回は出すので、それを見逃さない様にしましょう。
では、時折道路上の掲示板に渋滞情報が出てる事があるのだが、コレはどう読めば良いのか?よく、ラジオの交通情報でも"◯◯トンネルを先頭に×km…”とか言っているが、こういうトコにはいろんな特徴がある。関西人なら馴染みの名神高速で例を挙げると…
1)高槻バス停…渋滞のメッカ的存在w 高速バスの停留所があるのと、ココの部分が道路上の“谷間”になる為、坂を下ったクルマの殆どが、ここの上り坂で速度を落とす為。つまり、急に速度が遅くなる上に高速路線バスの分岐&合流ポイントの為、その回避等でごった返す為。
2)天王山トンネル…最大片道4車線の名神で、いろんな意味で“ボトルネック”になってる部分。特に左ルートは、大山崎JCTの合流&分岐がある為、非常にクルマが集中する。また、大阪側でも京都側でも両ルートの合流&車線減少がある為、意外と混雑が長引く事も…同じ事例は瀬田東JCT草津JCT栗東IC付近でもある。(ここらはマジで車線がグッチャグチャw)
3)京都南IC&吹田JCT…言わずと知れた観光地最寄ICの宿命。特に京都南ICの場合、一応大阪側の出口は2カ所(京都市内方向と枚方方面)で分けられているのだが、受け皿である一般道の国道1号線そのものが車線がない(!!)んで、結局観光シーズン中&京都競馬開催中はごった返すw(京滋BPの久御山淀ICができたから、多少は空いたけど…) 吹田JCTに至っては、中国道近畿道大阪万博以降に造られた高速道だった事もあって、合流と分岐の助走車線が短いw(かつて名阪国道“最恐”といわれた高峰SA以上に危険w ちなみに件の高峰SAは、大阪方面は現在も絶賛営業中だが、名古屋方面はその危険さ故に廃止された…)更に中央環状線からの合流と、万博公園外周道路への分岐があるため、常に接触事故と隣り合わせw
といった感じ。
こういった場所は、いわゆる“自然渋滞”が発生する箇所で、これ以外の場合は、いわゆる“トラブル渋滞”が殆ど。つまり、事故発生(貨物の落下、野生動物による追突も含む)や故障車が車線上に止まった事によるモノ。また、工事渋滞も一種の“自然渋滞”の類になる。トラブルに関してはともかく、自然渋滞はある程度予測できるんで、早めに出発する事も重要だが、予め渋滞個所を避ける事が可能なら、その“回避ルート”を選ぶのも大事。それをどうやって知るかは…それこそ地図と、下見が重要になるw 言ってみれば、オイラが推奨する“高速道周回ルート”とは、その“渋滞回避”のルートを事前に知っておく為の手段であり、万が一の時でも、周辺道路の状況を把握しておく事で、目的地までの代替ルートを割り出すのに役に立つ訳ですw
次回は、一般道の場合についてです。