迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

A&Aシネマバトル?! vol.2(見れば見るほどワケわかめw)

アンジー(以下安):ムハハハハ…夏休みもいよいよ終盤。ガキ共よ、遊び呆けたツケである、大量の宿題の山に悲鳴を上げている頃じゃないか?先に苦労すれば、後半でのお楽しみがあるモノを、前半で遊び過ぎると、そうなる事は、わかってたハズだぞw
アポロン(以下晃):…いつになく、辛辣だな、オイ。このBlogをツイッター等を経由して読んどる者の殆どは、社会人だと思うのだが…
安:そこはそこwで…今回の映画紹介は、一応ファミリー向けな映画なのに、観客“置いてけぼり”な内容…と、ここのブログ主が切り捨ててる作品だが、おぬしはどう思う?
晃:ん?“パプリカ”と“チャーリーとチョコレート工場”の比較か…そもそものジャンルが違うし、しかも洋画と邦画という、また支離滅裂な選択だな、コレ。
安:左様…で、おぬしはどっちを解説する?
晃:なら、ワシは筒井康隆の小説が原作であるアニメ“パプリカ”をやろう。
安:では、我輩は“チャーリー…”の方だな。

晃:この作品は、単なる子供騙しなアニメと油断する事勿れ。そもそも、原作の小説自身“映像化は不可能”と言わしめる内容なのに、それを、今敏という監督が“アニメ”の可能性に掛けて作品化した映画だ。ただ…この今監督自身、2010年に46歳という若さでこの世を去っている。ま、多分、ワシらもどっかですれ違ってるとは思うがw
安:世代的に考えて、シンとかヒデボーとかに近しい存在…と言えるか?
晃:何故、そいつらの名を挙げる…まあ、いい。あらすじを言えば、近未来において、機械的に夢を介して精神病の治療を行う“サイコテラピー”なる技術が開発され、その装置である“DCミニ”をめぐる話。そもそもが夢と現実の狭間を自由に彷徨いながら、患者の精神を治療する“夢探偵”が、この物語の主人公の“仮想上の姿”こそが“パプリカ”っていう、結構おキャンなキャラなんだが…その“本体”が研究員の女性医師。開発したのは過食症気味のマッドサイエンティストで、その研究に対して監督責任者としている博士、“パプリカ”のサイコテラピーを受けながら、とある殺人事件を追っている刑事、研究所でサイコテラピーそのものを否定し、阻害する理事長とその部下…主要キャストを見ると、ごくありがちな設定ではあるが、事が“夢の中”という状況で、様々な“怪事件”が起きる。その“原因”となってるのが、先述の科学者が開発した“DCミニ”っていう機械で、睡眠時のレム睡眠をコンピュータで解析し、画像として残せるだけでなく、他人の精神世界へ介入する事も可能な代物…という風に設定されている。コレが盗まれたトコから、色々と問題が生じるのだが…
安:で、話の内容はともかく、おぬしが気になったポイントは?
晃:アニメは、もうひとつ…ワシは興味がないのだが、ここのブログ主の言葉を借りると、大友克洋押井守といった、マンガやアニメでも“奇才”とされる人達に師事した事もあって、表現の仕方は、それに近いモノがある。だから、“AKIRA"とか、“人狼”等の大友作品や押井アニメが好きな人間なら、すぐにハマる世界観だな。ただ…原作を監督自身の解釈で描いてるトコもあるんで、筒井康隆の作品ファンには、若干“期待はずれ”な内容かもしれん。だが、小説を読んで世界観を想像する事が好きな物にとって、どんな作品も映像化される事は、ある意味、忌み嫌うトコがあるからなぁ…そこはそこで割り切れば、充分に楽しめる映画だ。
安:なるほど…では、我輩の方だな。“チャーリーとチョコレート工場”は、ティム・バートン監督のファミリー向け映画。“パイレーツ・オブ・カリビアン”シリーズで有名になった、ジョニー・デップの代表作のひとつでもあるが、あくまで主人公は“チャーリー”(フレディ・ハイモア)という少年。あらすじとしては、極貧生活ながらも、家族思いな少年が、ある日拾ったお金で買ったチョコレートが、世界で5人だけに与えられた“ウォンカのチョコレート工場”へ入れるチケットだった…そして、かつてそのチョコ工場で働いていた祖父と一緒に工場へ赴く訳だが…他の4人の子供達…コレが結構クセ者揃いなんだが、その親と一緒に工場内へ入ると…ま、先のストーリーは、実際に作品を見た方が良いなw
晃:なんだ、その紹介…
安:率直にいえば、話の展開が無理繰り過ぎるんで、正直、1回見ただけでは“理解不能”といったトコだろう。だが、重要なのは、ウォンカーの“過去”にまつわる話。世界的なショコラティエとなったウォンカが、何故巨大な工場から従業員を追い払ったのか、そして何故、ショコラティエになったのか…そういった部分と、チャーリーが見せる“家族”に対する愛情が如何に深いかを理解しておかないと、他の家族の“悲壮感”がわかりにくいかと思うな。いや…どっちかと言えば、我輩的には、身に摘まされる内容というべきかもしれんが…
晃:…女房・子供を泣かした事か?
安:や…やかましわ!! 今更だが、そんな事で我輩は…我輩は…
晃:意外に、図星だった様だなw
安:な、何を言う!! おぬしとて、同じ様な事を…
晃:ワシはコレでも、洋子…いや、レイの“生前さん”を最期まで愛し、傍で看取った方だぞ。いくらフラフラ遊んどったといえど、そこの部分は貴様より…
レイ(以下レ):あなた!! こんな所でなにしてるんです!!
晃:いや…その…アンジーと映画の話を…
レ:さ、帰りますわよ。ニガシハシマセンエ(;-南-)o~~~~(/門+)/)))))
晃:レ…レイ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ…

安:(;・伍・)=3 忙しないヤツだな、アレは…