迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

月刊ヒデボー通信 2012年10月号

ヒデボー(以下ヒ):チョリーッス、今月は更新がかなり遅れました。いや〜、マスターがここんトコ、“マインクラフト”っていうゲームにハマっちゃって…
マーグ(以下グ):ったく、ゲームそのものよりも、その実況動画の方にハマってるんだろ?
ヒ:いや…iPadのアプリ版も相当やり込んでますよ、マーグ先輩。
グ:(ノ厳-)アチャー マジかよ…

ヒ:で、今回の話題なんですが、なんかまた、あの某掲示板経由での犯罪がどうのこうのってニュースが流れてるんですが、先輩はどう思います?
グ:う〜ん…正直、オレ自身はパソコンやらインターネット関連は詳しくないんでアレだけど、まず、犯罪の“根源”として決めつけるのはどうかな…ってのはあるな。
ヒ:事件そのものに関しては、とりあえずこれを読んでもらうとして、現状でわかっている事は、その掲示板にフリー(無償)ソフトの情報があって、それを利用した者が、特殊なウィルス(今回の場合は第三者が遠隔操作でIPアドレスを乗っ取る)によって“犯罪者”に仕立て上げられた…というケースです。
グ:しかも、警察が犯罪の“根拠”に挙げているのがIPアドレスってヤツだよな。コレって普通、回線毎の振り分けであって、パソコンや通信機能があるゲーム機なんかは、コレ以外にも確か“MACアドレス”ってのが存在するんだっけ?
ヒ:それ、知ってるだけでも充分“玄人”なんですが…
グ:え、そうか?
ヒ:それはともかく…確かに、警察は逮捕した利用者達の“IPアドレス”だけで捜査してる様ですが、パソコンをやっている人達なら、そこの部分も普通は確認するモノなんですよ。ま、ウィルスの特性上、そこんトコも書き換えてしまって、犯人に結びつける証拠は、そのウィルスに感染した“痕跡”を見つけ出すのに苦労してる様ですけど…
グ:つまり、“相手”は自分のアシが付かない様にする為に、敢えてそういう事をプログラミングしてあるって事か…
ヒ:今の段階では…ですね。
グ:防止方法は、要するに、変な無償ソフトをダウンロードするよりも、“正規版”を買えって事か?
ヒ:いや…実はもっとややこしい事に、パソコンそのものが既に“感染”してる可能性もあるんです。
グ:ゲッ! Σ(o厳О;|||) マジかよ…それ。
ヒ:あくまで、一部の報道での話ですが、中国のメーカー…というより、製造工場があるパソコンメーカーの製品のうち、ほぼ5割の製品は、マザーボードやCPUそのものがウィルスに感染してる…という報告があるそうです。
グ:うわ…それって、最初から“使えねぇ”ヤツだって事か…
ヒ:ウィルス対策ソフトをインストールする前に汚染されていたら、それと気付かずにネットをやっていたら…相当な被害が出ますね。しかも、利用者は何も知らないまま…これって本当に、恐ろしい話です。
グ:でも、ちょっと待てよ…その“コンピュータウィルス”と一口に言っても、様々なケースがあるんだよな?
ヒ:大まかに別けると、利用者の個人情報を抜き出すモノや、CPUに過剰な負荷を掛けて使えなくさせるモノ、更にはデータを丸ごと潰すモノや、今回の様な“なりすまし”のケースまであります。一般的には“トロイの木馬”とか、“いちごき●たま”なる名称のウィルスは有名ですね。
グ:待て、その伏せ字はなんだw
ヒ:ちょっと卑猥なネーミングなんで…w
グ:でも、そういう対策ソフトってのは、みんな使ってるんだろ?
ヒ:そこが問題なんです。実は…今回のウィルスは、いずれのセキュリティーソフトメーカーも検知できない、まったくの“新手”であって、最速だったトコでも、その存在に気付いて対策用パッチの配布を行うのに、まだ手間取っている状況なんです。
グ:…マジで意味無いじゃん。
ヒ:恐らく、作ったプログラマーは、半分は世間に対する“気晴らし”のつもりで作ってるんでしょうが、悪戯と言っても、これは本気で第三者を“犯罪者”に仕立て上げ、冤罪を増やす事になりかねない行為です。また、警察も従来通りの捜査では、既に限界が来てると思うんです。
グ:ネット犯罪に関して…って部分だろ?
ヒ:ええ…今後、こういった犯罪は、マスターでも気をつけないとマズいと思うんです。ご存知の方も多いと思いますが、マスターが現在使ってるのは、マクブクProの2世代前(OSがスノレパ)の機種です。
(最新版はマウンテンライオン。)
グ:ま、なんでも安ければ良いと思うなら、それ相応のリスクを後々受ける事になるってのも込みで、覚悟を決めた方がが良いな。よく言うだろ?“安物買いの銭失い”って。
ヒ:それに…ネット通販は確かに、いちいち店舗に出向かなくても、欲しい物がいつでも買えるから便利ですが、その決算にクレジットカードを利用してる以上、その購買履歴や情報は、流出する危険があります。もちろん、通販そのものを否定するつもりはありませんが、ネット通販を使う時は、そのサイトが“本物”であるかどうか、確かめる必要性があります。
グ:それと、掲示板やSNSにあるリンクが、ちょっとでも怪しいと思ったら、興味があったとしても、決して踏まない…特に“裏情報”の類は、手を出すなってこった。
ヒ:あと…これは防衛策とは言えませんが、パソコンそのものを“ネット用”と“その他用”に役割を分けるのもひとつだと思うんです。確か、マスターの妹さんがそうされてるんですよね?
(ヤツは、モノ書きが趣味だからな…)
グ:あ、そっか…便利だからとか、面倒くさいからとパソコンひとつでなんでもやるよりも、完全に“専用機”としてのパソコンがあっても良いって事か。
ヒ:ただ…データの交換用に使う媒体(SDカードとか、USBメモリとか…)は、使う前にウィルスチェックをやっておいた方が良いでしょう。
グ:おう、特にMacを使ってて、Windowsソフトを起動させてる場合、ウィルス感染の危険性は非常に高くなるから、Windowsをアンインストールするか、マルチ対応のセキュリティソフトを併用した方が良いな。
ヒ:今後もこういった犯罪が増えると思うんで、事件を“他人事”として扱うのではなく、常に自分の“身を守る術”として、情報に敏感になってください。

という訳で、今月はここまでにしておきます。では、また。