迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

いよいよ…民意が問われる時。

チルト(以下筑):こんばんは、紅火のチルトです。
シン(以下シ):こんばんは、シンです…何だか、にわかに慌ただしい状況になってきましたね。
筑:うむ…野田総理が決断した様だな。条件そのものは、自民党衆院の定数削減案を飲む事と、赤字国債の特例法案を可決させる事…その条件が16日までの揃えば、いよいよ衆議院の解散となる。一応、12月4日に公示、16日に投開票…という予定で進む。だが…民主党の議員は、このスケジュールを拒否してる。
シ:いわゆる、職をなくす議員が多いから…ですね。
筑:そもそも、衆議院の任期なんぞ、有って無い様な物…4年間の任期を“満了”する事は、それだけ政治そのものが平穏であり、国民もそれほどの不満も無い状態を意味する。しかし…昨今の不況、しかも東日本大震災と東電福島第一原発事故が発生し、その後始末もままならない状況下において、ただ単純に“政権交代”を叫んだだけの政権では、まず無理だろう…という判断だな。
シ:しかし…自民党の安倍総裁の対応が、ちょっとマズい様な気がします。
筑:確かに、突発的にそれをもち出せば、逆に対応できない。しかし…むしろ野田総理の考えとして、民主党内の“師子身中の虫”を駆除する意味合いもあると思うな。
シ:え、どういう訳ですか?

筑:よくよく考えてほしいのだが、民主党が政権奪取した時は、小沢氏が代表だった訳だが、首相になったのは鳩山由紀夫元総理…ここでわかると思うんだが、真の“主役”自身が裏方に回る事で実権を握っていたのだが、それが諸般の事情で“抜けた”時点で、既に党内はバラバラ…しかも震災が発生した状況では、どうする事もできない。
シ:つまり、逆を言えば、自分のクビを守りたいだけであって、政権云々は“どうでもいい話”って事ですか?
筑:ある意味…な。
シ:それって、完全に国民の生活なんて、完全に無視してやってるんですか?まさか…
筑:むしろ、今までの自民政権下でも同じ事をやっていた事を考えれば、むしろ、始めからこれは“シナリオ通り”ともいえると思う。
シ:…なんで、そうなるんですか?それに、増税だけが“決まり事”となって、後は“どうでもいい話”で流れてしまうのですか。
筑:いや、もっと深く考えればわかるのだが、そもそも、民主党にある現存の議員が、元は自民党から離脱した者である事を踏まえれば、結局、自民党単独政権下でもやっていた事を、やらざる得なかった…といえるだろう。
シ:あ、そういえば、そうでしたね。つまり、今の政権は、その“古い慣習”を踏襲してしまっただけの話であって、そもそも論をいえば、国民が政治に関心を持っていないからこそ、そして、その状況に甘えている政治家が多いからこそ、グダグダになるのですね。
筑:今回の日程が出た背景にも、そういう“思惑”が見え隠れしている。年末の忙しい時期に選挙なんて…しかし、本当に日本を“変えたい”と願うのであれば、今回、そして来年夏に行われる参院選の投票は、必ず行くべきだな。大体、ダブル選挙で“負けたくない”参院議員は、民主党内に結構いるからね…
シ:あ、そこに“師子身中の虫”がいる…って訳ですね。
筑:その通り…こんな事しか考えていない議員を生み出しているのは、他ならぬ日本の有権者であり、投票を“棄権”した結果である。それを忘れずに、今後の政局を見守らなければならない。
シ:責任の在処を問う重要な事を、他人任せにしてはいけない事例を作ってしまった以上、真剣に考える時が来たと、受け止めるべきですね。
筑:まして、第三党の動向を考えれば、そこを封じるにも、このタイミングでなければいけなかった…情けない話ではないか。だが、本気で日本の将来を見据えるのであれば、自分の意志で決める事…その為にも、キチンと選挙に参加する事、そしてその結果を受け止める事が、本当の有権者の義務だ。
シ:そうですね。文句を言うのも良いですが、まずは自分自身の義務を果たしてから…ですね。
筑:うむ、その通りだ。


という訳で、今回はここまでにしておこう。次は選挙結果が出次第、行う予定だ。
シ:では、この辺で失礼します。