迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

東京五輪招致成功を、素直に喜べない…

タイトルを見て、“なんでやねん”と思われる方も多いかと思うが、オイラ的には、“準備万端”だったマドリードや、キナ臭い中東情勢を払拭するきっかけが欲しかったイスタンブールの方が、開催都市に相応しいと思っていただけに、正直、残念でならない。しかし、もっと残念なのは、いわゆる“反日感情”で素直になれない韓国の一部の人々の態度…もっと言えば、国際規模のスポーツイベントが近隣で開催される事を祝えない空気にさせている事が、非常に可哀想に思えて仕方がない。もちろん、その“言い分”はもっともな意見もあれば、トンチンカンな意見もあるんで一概に言えないが、単に“過去の遺恨”を理由に、本当の気持ちを公にできない事は、いろんな意味で、戦時下の日本と同じ轍を践んでいる様にしか見えない。それ故に哀れだし、オイラ自身も、素直には喜べない。

“過去の清算を”と声高に日本に対して言い続ける韓国や中国のあり方は、正直言って“めんどくさい”って感がある。ただ…彼等は途方もない勘違いに気付かないまま今日まで来てしまっている以上、どうする事もできないトコがある。そう、中国に関して言えば、現在の共産政権下において、自らが犯した大罪を、国民に話す事が“できない”事情があり、同じ理屈を、朝鮮半島の二国は抱えている。しかし、明確な違いを言えば、北朝鮮は国家として日本の憎む割に、日本の皇族に対する“憧れ”がある。つまり、独裁政治をやっている影には、国長としての王侯貴族を模して、世界中の王族・皇族と肩を並べたいという思惑がちらついている。だから、金日成から連なる血脈を、常に“最高責任者”として担ぎ出すのであって、ぶっちゃけ、共産主義とか民主主義といったイデオロギーなんて、どうでもいい話である。ここが、実は中国と北朝鮮の“違い”であって、中国の反日政策が活発になればなる程、本音では嫌な思いをする訳である。ところが、同じ朝鮮半島の国である韓国の場合は、民主主義であるが故の“歪み”が、事態をこじらせていると言っていい。それはなぜか?
その“答え”は、朝鮮戦争の“原因”が、明治時代の“日韓併合”だとする事である。つまり、日本に“侵略”されなければ、祖国分断という悲劇は起きなかったという“理屈”である。しかし…日韓併合のそもそもの原因は、旧ソ連の東アジア侵攻と中華民国(現在の中華人民共和国とは違って、台湾に逃げた方w)の植民地化を避ける為に、当時の李氏朝鮮大日本帝国に国家の保護を求めたのが始まりであり、明治政府の要人達の中には、むしろ日韓併合に反対した人もいたぐらいである。初代総理大臣である伊藤博文は、日韓併合に関して、実は頑に反対した方であって、それが暗殺された事によって、話が進んでしまった…という風に、日本の近代史ではなっているのだが、これがもし“間違い”だとすれば、誰が日韓併合に反対し、時の朝鮮王朝や日本政府に対して抗議をやったのか、明確な資料を出してもらいたい。
また、中国の反日感情は、いろんな意味で現政権に対する憤懣の矛先を、日本に仕向ける為の“政策”であって、実際のデモでは、共産党政権に対する批判や抗議の意味が書かれたプラカードを掲げているのが通例であって、露骨に“日本叩き”を扇動してるのは、実は警察や軍隊だったりする。つまり、学生や富裕層の抗日デモは、実は“規制対象”だったりする訳で、インターネットでの規制も、言ってみれば政治批判や民主化運動を煽る内容であると、その時点でシャットダウンする訳である。だから、本音の部分で解ってる人達は、デモ隊の正体を知っているからこそ、アンダーグラウンドでの活動を余儀なくされる訳であり、表舞台に立てば、必ず見せしめに殺される事がわかってるから、心根にない“感情”を演じるのである。それが原因で、子孫末代まで苦しむ事になるとわかっていても、自分の身を守る為に、仕方ない事なのだと…
これは他人事ではなく、シリア情勢に関しても、その裏側にユダヤ人が絡んでいる可能性は否定できないし、そこんトコを公にできないアメリカやフランスの政府の“弱点”を知ってるからこそ、ロシアはアメリカやフランスを批判する訳であり、かく言うロシアも、アサド政権に対して、あるいは反政府組織に対して武器を提供してるから、紛争が長引いてもらわないと“商売”にならない訳であり、更に中国としても“漁父の利”を得んが為に画策してるから、国連そのものの信用か失墜してる事に、イギリス以外の常任理事国が気付いていないのである。同じ様に、相手を憎むあまりに自分自身が“どの立場”にいるのかが明確じゃないから、疑心暗鬼になっていく訳であり、そして、誰が見ても“おかしい”と思う事に、誰一人としてツッコめないのは、それ故の話である。そう、自分が掲げる“正義”を批判される事を恐れるあまりに、臆病になった結果、全員が“悪”に染まってしまった状態…と言っていいだろう。
だからこそ逆に、トルコが日本を助ける為に度々動いてくれるのは、熊野灘での軍艦遭難事故で、太地町の漁師達が救助に当たった恩を、現代まで教育の場でキチンと教えているからであり、東京に開催が決まった事に対して祝福を言えるのも、現状の敗北よりも将来の勝利への糧にできるスキルがあるからこそである。つまり、親日派と言われる人達の多くは、お世辞であっても日本を褒める事によって、後々、自分達にも利益がまわってくる事を確信した上で付合ってるトコがあり、また、反日派と違って、過去の恨み事を絶対にクチにしない…悪口を言うのは簡単でも、それに似合うだけの功績を未来に残せないのであれば、その為の信頼関係を築き上げる事こそ、実は将来の展望を明るくさせる事の一因となる。
自分の行いが、世界を変える事を知っている人は、相手がどんな心情を抱えてる者であっても、決して悪口は言わない…子供は純粋無垢な感情で相手と喧嘩できるのは、怖いもの知らずだからではない。自分自身が“全て”だからこそ、その違いや関連性を無視する事ができるからであり、大人になるに連れて、社会の“一部”だと悟り、そしてそれである事に満足してしまうから、変な固定概念を捨てる事ができなくなる。だから、関連性を知った上で、それをどうするか…その“責任”を背負えてこそ、本物の“大人”なのです。これから、開催までの7年間で、東電福島第一原発の“後始末”をどうするか、老朽化した交通インフラをどう構築し直すか、そして…日本のこれからを担う若者に、何を残せてやれるか…それが、今の大人達がやるべき“宿題”なのです。