迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

Shin's Barへようこそ 2013 第五夜

シン(以下シ):しかし、まぁ…痛ましい事故が後を絶えませんね。
カイル(以下カ):そうですね…今朝、登校中の小学生の列に、スポーツタイプの乗用車が猛スピードで突っ込み、児童6人が負傷…しかも一人は重体。被疑者は免許取得が去年11月で、初心者マークを車体に付ける義務を怠った挙げ句、悪質な改造車…いくら自治体やPTA等が“事故に遭わない道路”と指定した通学路だったとしても、ハイパワーな3ナンバースポーツクーペで暴走した挙げ句の自損事故に巻き込まれたとなれば、どうしていいのやら…ですね。
ギィ(以下ギ):そやなぁ…ホンマは、こんな話で酒は飲みたくないが、私がこの場にいるという事は、そういう事で話す指示が出てるって事だな。
シ:申し訳ございません…でも、適任者がどうしてもいないので。
ギ:かまへんよ、チルトと話すにしても、これは荷が重い…
(カランコロン…)
…っと、噂をすればw
チルト(以下筑):やはり、いらっしゃいましたか。
ギ:とりあえず、今夜の役者は揃たさかい、話を進めて構へんか?
シ:では、今日はウィスキーミストをご用意しときます。ここから先は、俺達は聞き手に徹しますんで…
ギ:で、今日の銘柄は?
カ:今回はジョニーウォーカーの一般的な赤ラベルです。
筑:ま、今日の話題をやるには、丁度いいかもしれんな。

ギ:ニュースの映像を見てると、初心者が乗るには、かなり気難しい車両を見受けたが、チルトはどう感じたんや?
筑:確かに、排気量の大きいスポーツ車で、しかもかなり“走り屋”仕様になっている点を踏まえれば、免許取得して間もない者が取扱うには、オーバースペックな車両…というのは同感だな。
ギ:マスター殿の手元にある安全運転読本によれば、運転経験の浅いドライバー…特に、普通自動車免許取得の最低基準となる18歳は、危険回避等の予測能力が低いと同時に、高速走行への憧れが先走り、運転技術が未熟な上にコントロールが不十分であるが故に、事故直前の初速が、他のドライバーよりも速い…というデータがあると記載されている。この点を踏まえると、チルトの言う通り、身の丈に合っていないクルマを運転してる事になるな。
筑:しかし、去年4月に発生した亀岡市の暴走車による登校児童死傷事故は、通学路となっている道路が、車歩分離が成されていなかった事と、近くの国道が渋滞する事を避けて通るクルマが多かった事が指摘されていたが、今回の八幡市で起きた事故は、交通量が多い事もあって、歩道と車道に段差や柵があったにも拘らず、猛スピードで突っ込んできた訳だから、結局はドライバーの匙加減で、事故が起きる…という事になる。
ギ:余りにも痛まし過ぎる…スピードへの憧れは、わからなくはないが、運転技術が未熟やのに、なんで排気量3,000ccクラスのスポーツを選ぶんかいな?マスター殿は…
(あ、ごめん…オイラ、最初に運転したのは、タウンエースワゴンやってんw)
…え?(-義-;)ホンマかいな…
カ:確か、その後がディーデルのグランビアでしたっけ?
(結構難しいのよ、ワゴン車はw)
筑:まぁ…所有者が親御さんだった事と、初期の頃に指導を受けながら運転してた事を考えれば、今回の事案とは別の話になるな。とはいえ、中古車であったとしても、スポーツカーは、結構値の張る車体だ。
ギ:そもそも、リッターカーでもグレードによっては、レース仕様やラリー仕様のオプションも付けられるし、軽でもターボ車だと、燃費を犠牲にしても結構な速度が出る。マスター殿の軽も、高速走行用にタイヤを最初から大きめのタイヤを付けている。これで、阪奈間の峠を攻めているらしいから、ハイスペックなスポーツでなくても、技量さえ積めば、どんな車両でもそれ相応に楽しめるはずや。
筑:あと…どんなに高規格で広い道路を整備しても、そして、クルマに衝突回避機能や誤動作防止装置等が付けられていても、利用者自身の交通マナーとルールが守られない限り、痛ましい事故は減らない…大事なのは、クルマの運転を行う以上は、その双肩に自分と、自分以外の全ての命を担いでいる事を意識してもらいたい。それができない様では、ドライバーとしての資格はない。我々が言える事は、負傷した子供たちの、一刻も早い回復を願うばかりだ。
ギ:それと、こんな悲惨な事故を起こさぬ様、年齢や経歴を問わず、今一度、ドライバーとしての自覚を持ってもらいたい。