迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

凱旋門賞実況中継で起きた“奇跡のコラボ”な話w

昨日の深夜、凱旋門賞で燃え尽きた方も多いでしょうw 結果としてはともかく、オイラ的に興奮したのは、レースの内容や結果よりも、ラジニケの中継で、まさかのコラボが実現した事です…そう、番組を聞いてたリスナーならわかると思うが、ラジニケのマイクに薫兄の声が乗ったのです!! これって実は、凄く珍しい事であり、しかもいろんな意味でレアな話なのですw というのも、現役を退いたとはいえ、MBSの競馬実況アナが、他局の番組で、しかもゲストとして扱われる(てか、最後はレポーターまでやってのける!!)事は、滅多な事ではあり得ないからです。それともうひとつ…雷犬と薫兄には、ある“共通項”があるんです。これもこれで、珍しい話…ま、“ブロマガ”の方では、そのコラボが実現した裏話のひとつをうpしてるんで、こっちはラジニケでないとできなかった“奇跡のコラボ”の“局アナとして”の話w

薫兄と雷犬…この二人の共通項は、三冠実況を、しかも単独で全制覇してる事なんですよねぇ…しかも三冠達成とともに。薫兄はミスターシービーで、雷犬はオルフェーヴルで、各々皐月賞から菊花賞まで、そのレース全部を実況してる訳です。こう書くと“な〜んだw”みたいになりますが、これがどれだけ凄いかという話をすると…薫兄の場合は、元々MBSの競馬実況アナなんで、皐月賞、ダービー終了後に、三冠達成を見越して菊花賞の担当を無理矢理持っていけば、可能性としてできる訳だが、ラジニケの社員である雷犬の場合、もしも菫華の君が存命、あるいはニャオキが復帰してたら、達成が“不可能”なんです。というのも、ご存知の方も多いと思うが、守タソが引退し、のちに“浪花の三本柱”が完全崩壊する以前は、大阪支社在籍(常駐)の競馬実況アナ以外は、菊花賞の実況を担当する事なんて、できなかったのです。つまり、東京本社組の“特権”である、春の二冠を連続で実況できたとしても、最後の一冠…菊花賞だけは、大阪支社組の“特権”なのです。この為、白川アナも佐藤アナも、ダービーまでは実況できても、最後の菊花賞では、かつては守タソの“独壇場”だった事もあって、涙を飲んでるのです。もちろん、ディープインパクトの時も、ニャオキが担当したモンだから、あの出来事がなければ、雷犬の“単独三冠実況”は、ほぼ達成不可能な話なのです。逆を言えば、大阪支社の実質的な常駐がせんとくん…もとい、檜川アナだけである事と、その檜川アナがニャオキの跡目を継いで“牝馬路線専門”でG1を担当している関係で、牡馬、及び混合戦での中・長距離路線で実況できるアナウンサーが一人もいない状況なので、必然的に、本社組からの派遣となる…しかも、丁度“三本柱完全崩壊”の時に、大阪支社に在籍してたのが雷犬で、そのドタバタを生で見ていて知ってる立場である事を考えると、ある意味“運が良い”アナウンサーだった事を意味してるんです。
もちろん、他局にも単独での三冠実況を達成してる方はいますが、問題点をいくつか挙げると、まず、その実況が“リアルタイム”ではないという事、そして“番組企画”である事、さらに“正式な実況”ではないという事です。一番わかりやすく言えば、FNS系列の競馬中継において、“鉄の掟”とも言える中継のルールがあって、関東のG1レースはフジテレビ、関西のG1レースは(中京で行われる高松宮記念以外)KTVに在籍している競馬実況アナ以外は、生放送中での実況ができないのです。(このルールの影響で、どんだけきよぽんが現役時、関東でのG1レースで泣きを見たか…)さらに、かつてはKBS京都TVKテレビ神奈川がタッグを組んで競馬中継をやっていた頃は、FNSでの中継に配慮し、日曜日の競馬中継は、中途半端な時間で“休止”する事があり、この影響でG1実況も、ある意味“録音”であって、番組再開までに録り直しや担当変更が、いくらでもできた訳です。さらに、現地…つまり、開催される競馬場まで足を運んで実況するならともかく、モニター越しで、その映像に合わせた実況しかやっていない方もいる為、同じ“三冠実況経験者”といえど、格が全然違うのです。以上の事を踏まえ、そして担当できるかどうかのローテーション上の運も含めて考えると、如何に難しい話なのか、ご想像できるかと思います。
この“Triple Crown the Perfect of Racecallre ”という存在が、如何に珍しいのか。しかも、それを達成しているアナウンサー二人が、同じロンシャンの放送ブースで喋ってたか…想像してください。かなりの鳥肌モノです。更に言えば、MBSも来栖アナを派遣して中継をやっていた事を考えると、普通に考えて、薫兄の場合は、MBSの放送ブースに陣取って、来栖アナに指示を出しててもおかしくない訳ですから、それをせずにラジニケのブースで、雷犬のフォローに入った訳ですから、いろんな意味で“奇跡すぐる光景”が、そこにはあったと思いますよw ま、あの中継をちゃんと聞いてたら、その“理由”も理解できるかと思うが、薫兄はたまたま、ノースヒルズの関係者…と言うか、オーナーズブリーダーの前田幸治氏と親睦があって、キズナ凱旋門賞出走が決まった事で、オーナーが誘った事で実現した…ってトコもありますが、この件に関しては、“ブロマガ”の方で後日、公開しますんで、それまで少々お待ちをw