迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

純喫茶“It's me Cafe”2014 五杯目

マーティ(以下テ):今日は比較的、穏やかな天気だったようだけど、明日以降、北日本日本海側は、夕方ぐらいから吹雪くみたいだね。
エルハ(以下エ):地球温暖化が叫ばれてるけど、この冬はエルニーニョ現象の影響もあって、相当荒れ模様の天候が続いてるから、葉物野菜がちょっと高騰気味だわ。マスターさんの家では、主に小松菜とほうれん草をやってるから、この時期は収穫大変でしょ?特に霜が降りた後の小松菜は、葉や茎の水分が凍結→解凍して、まだ畑の土に植わっているのにシナシナになってるのでは?
(ご名答w そんかわり、そういう“霜焼け”小松菜の方が、甘みや旨みがぎゅっと凝縮されて、煮物に使うと美味いのよw)
テ:で、今日はロールケーキを作ってるのか。
エ:ロールケーキのスポンジ生地って、結構難しいのよ。上手く焼けても、冷ます時に水分が過剰に蒸発してしまうから。だから、冷める前にシロップを塗って湿らせる事で、スポンジ生地の乾燥を抑え、クリームを塗った後で巻く作業をラクにしてくれるの。あ、シロップは好みのモノを使うといいわ。この時期だったら、フランボワース(キイチゴ)のシロップがオススメよ。あと、ホイップクリームを少なめにしておきたい人は、ジャムで“水増し”させるといいかもw クリームに砂糖を入れない代わりに甘みを補うだけでなく、フルーツを省いて作ってるのに、フルーツの味を楽しめるから。できれば、シロップと同じ味のジャムを使った方がいいわよ。
(カランカラン…)
テ:っと、いらっしゃい。
ヤッシー(以下ヤ):ご無沙汰w 今回は日本茶をもらいたいんだけど…
テ:んじゃ、今回は月ヶ瀬産の大和茶葉で作ったほうじ茶と、生姜糖を…
ヤ:おいおい…出西(しゅっさい)の生姜糖とは、また乙な組み合わせをw
テ:生姜に関する文化は、ある意味西日本の食文化において外せないでしょ?
ヤ:そりゃ、そうだけど…ひっさびさにこの辛さ、いやもう、お茶が進む進むw
エ:そういえば、生姜も甘味に使う事が多いわね。
テ:日本に限らず、世の東西において、生姜は熱を高める効能があることを知ってるから、いろんな料理に使われる香辛料の一つだね。中でも、日本の場合は、砂糖衣ができるまで煮詰めて乾燥させたコレとか、絞り汁を麦芽糖に混ぜて練り上げるのど飴、それをお湯で割った飴湯など、素朴なモノが好まれるね。
ヤ:で、北欧では、クッキー生地に混ぜ込んだり、パウンドケーキにしたり…
エ:あ、インドやスリランカでは、紅茶と一緒に煮出したスパイスティーがあるわよ。
テ:共通してるのは、いずれも発汗作用と食欲増進。熱帯地方での香辛料の役割は、防腐剤と暑さで減退した食欲を取り戻すための作用で、寒冷地では体温の低下に伴う体力低下防止のため。どっちにしても、生姜が持つ発汗・健胃作用が、一番の魅力ってことじゃないかな?
ヤ:日本で生姜といえば、高知県産がメジャーだけど、実際は日本中で作られやすい作物なんだよな。あと、茗荷も実は生姜の仲間で、もともと香りが強いものを“兄香(せのか)”とし、弱い方を“妹香(めのか)”としたことから、分類されるようになったとか。ま、茗荷は大量に食べるとバカになる…なんて迷信があるようだけど、実際はまったく逆。茗荷独特の香り成分は、集中力を高める効能があるんだ。
テ:とはいえ、生姜は冬場でも食べる機会があるけど、茗荷は夏場だけですよね?
ヤ:どっちも基本、旬が夏〜初秋だからな。しかし、生姜の場合は長期保存が効くから年がら年中食べる事ができるが、茗荷はそういう訳にいかないからな。その違いが、そうさせるんじゃないか。
エ:言われてみれば…w
テ:とはいえ、やっぱり生姜といえば…
ヤ:紅生姜の天ぷら…だろ?
テ:Σ(◯政◯;)ギクッ…なんで知ってる?
ヤ:フフン…俺も好きなんだよ、生姜の天ぷらはw