迷馬の隠れ家 はてな本館

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憲法9条を破るのは、意外にも隣国の態度かもしれない…

紛争が起きるたびに、自衛隊が海外での救援に派遣されるたびに、いわゆる“9条護憲”を叫ぶ人が大声で喚くのだが、そもそも、日本国憲法第9条は、国際法の観点からして“自衛権”に対してまで規制をかける事で“違法”な話であり、それを厳粛に守ろうとすれば、国際社会における災害援助などに“参加してはいけない”事を規定してるようなモンである。つまり、自衛隊を“軍隊”として運用する以上は、憲法9条の文言は、いろんな意味での足枷であり、これが国防における“リミッター”として働いている以上、日本から先制攻撃(宣戦布告)する事はないし、どんなに法整備を行って形骸化しても、最終的に日本という国を守りきれれば国際法上問題ない訳である。逆を言えば、国際法を破っておきながら、それを正当化してる国々こそ、日本の憲法9条を形骸化させてる“諸悪の根源”であり、また、日本に対して物資や金銭での支援のみならず技術者や医療従事者の派遣を依頼してる時点で、それを護衛するボディーガードは不可欠である以上、自衛隊そのものを排除しようと考える人ほど本末転倒でしかない。
何度も言うが、憲法9条はアメリカや旧ソ連などの“戦勝国”が反撃を受けないための“縛り”であり、それを破ったのは、アメリカ軍である。朝鮮戦争ベトナム戦争で、自軍の戦力を日本の防衛にまで回せないから、その補填として“警察予備隊”という名称で組織化したのが自衛隊の始まりであり、そして、そのことに対してのブーイングは、事ある度に60年以上も続いている。仮に、憲法で定める“軍隊”を保有してはならないというのであれば、その60年前に、中国かロシアの“植民地”として、地図上から完全に日本は消滅していたことになる。特に北海道は、アメリカ本土を攻める為にも手に入れたい“最前基地”的な意味合いがあり、それゆえの発言を行うロシアの政治家が今でも多いこと。北方領土の返還に応じず、むしろ開発を進めて実効支配する最大の“理由”も、実はそういう部分が見え隠れしてると考えていい。また、尖閣諸島を中国が欲する理由も、表向きは日本への挑発だが、裏を返せば環太平洋諸国をアメリカ主導の支配から奪取したいからこそであり、それゆえに沖縄駐留の米軍が邪魔で仕方ない訳である。とはいえ、アジアインフラ銀行設立に関して中国が主導権握れば、米軍が軍備を増強しても、莫大な資本を背景に軍事開発ができる条件が整えば、沖縄本島ごと瞬殺可能な状態になるんだが…
では、どうして9条を頑なに守ろうと叫ぶ人が絶えないのか?その最大の原因は、教育上の“虚構”こそが全て。まぁ…先の大戦で、多くの庶民が空爆によって犠牲になった経験があるからこそ“戦争反対”を掲げ、それゆえに“戦争放棄”という暴挙に賛同した訳であり、自国の防衛という観点上、消防や警察ではどうしようもない時の“最終救援部隊”としての軍隊を保有しない危機感が、疎かになったのは言うまでもなく、逆に、阪神大震災東日本大震災をきっかけに、真の意味の“国防”とは何かを問う機会が増えたからこそ、歴史上の二の舞を踏まないように監視する意見は正しい反面、だからと言って未だに自衛隊を信用できないと切り捨てる人は、その時点で亡国の韻を踏む事になりかねない。憲法9条を頑なに守りたいのであれば、自衛隊に目くじら立てる事よりも、隣国に対して“オマエらこそ、過剰な軍備を捨てろ!!”と叫ぶことが大事。銃口を向けて脅す相手に、“撃てるモノなら撃ってみろ”と挑発することも、国際上の駆け引きには必要な話で、その“ハッタリ”に乗る様な国は、それゆえにマジキチな行動を起こす…大人な国ほど、こういった挑発に乗らないどころか、むしろ開発援助や文化交流を地道に行う。それを拒み、民衆に対して歪んだ“愛国正義”な教育を施せば、当然それを真に受けている以上、ちょっとした事で国際問題になる様な行為に及ぶ。今の中国が横柄な態度を取っても、日米以外の主要国が意見に賛同するのは、アメリカ一極集中の市場経済に限界が見えるからであり、特に欧州は総じて財政がジリ貧状態である事を踏まえれば、この流れは止められないし、それゆえに中国は勘違いを起こして、日本に対して更に横暴な態度を取るでしょう。しかし、本当の意味でのグローバル社会を築こうとすれば、それ故に“ブレーキ”は掛かります。横暴すぎる態度を振舞えば、最初は恐怖から平伏す者が多くても、その度量の小ささから、やがて支持者の“心変わり”を見抜けなくなり、ちょっとした事をきっかけに、誰も寄り付かなくなります。かつてのアメリカが核兵器をちらつかせるだけで世界を牛耳てたのに、それが通じなくなってきてる以上、核兵器廃絶を訴えるのは簡単です。が、それ以上の“大量殺戮手段”がある以上、それは無意味です。むしろ、庶民に対して地道に対話を重ね、様々な交流を行い、それぞれの“欠点”を知る事によって、互いを対等に信じ合い、支え合う関係へと思想を変えていかないとダメです。そのためにも、そのヘイトスピーチは“誰”に対して行っているのかを知り、歴史認識には多角的な見方をもって学ぶべきだという事を訴えるのが先…そのためには、自分の子孫に対して、自分が見本となって立ち振る舞いを見せる事です。だからこそ、相手を侮蔑する姿を見せずに、腹立たしい事があっても表に出さない忍耐が求められるのです。そのためのきっかけが、憲法9条にあるのならば、そこをもって、隣国に対してはっきりと言わないといけないのです…日本が軍備を進めるのは、すべてあなた方の誤解と偏見からくる不信感からだと。