迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

俯瞰できない若者達の末路…

安保法制に反対する学生を見て、哀れさを感じるのは、オイラ自身がBBAになったって事だろうなw しかし…物事ってのは、いろんな意味で第三者感覚での見方が必須であり、双方向での感覚だけでは、結局どっちの意見を尊重しても不幸になる。故に、俯瞰したモノの見方をしようとする訳であり、そこには“自分”の存在を排した、あくまで公平に物事を見るための冷徹な思考が必要となる。だが、残念な事に、今の学生はその思考が足りない…否、単純に“先生”の言う事を聞く事を“優秀”と勘違いしてるフシがあり、それ故に、自分達が行っている事が、実は大人達の“都合の良いコマ”として使い捨てされている事に気付かない。なぜなら、今の大学生に講義を行っている人の殆どが、いわゆる学生運動世代であり、そして彼らの多くは、戦後教育において、日本こそ最大の“戦犯”であると教えられた人々である。ここが一番の間違い…戦争ってのは、互いの“正義”がぶつかり合う事であり、その戦いにおいて勝った者が、己が掲げる思念や思想を“正義”として掲げ、負けた者はその“正義”の前では“悪”となるだけの話である。言い方を変えれば、どんな理念や思想でも、“勝てば官軍、負ければ賊軍”なのである。そこに本当の“正義”は、存在しない…あるのは相手を罵り自己を誇ろうとする禍々しい欲望のみである。一応、オイラも三流の女子短大卒だが、その当時、共産党の代議士が日本国憲法の講師をやってたんだが、まぁ…エエ加減ですわw なんせ、憲法丸暗記して書いてたら単位取れるほど、講義をやらない最低な講師でしたw そう、憲法学者の殆どは、実は日本国憲法大日本帝国憲法をきちんと読んでないトコがあり、また、世界の国々がどんな制度を敷いているのかを、詳しく解説できる人はいませんから。まして、理想的な社会制度には、その裏でどんな義務が生じ、それを国民が、あるいは来訪者が負担しなければならないか、そこまでの解説をやってる人なんてのは、一人も見た事ないです。当然ながら、政治家ですら、見聞した制度の表部分しか知らない人が多く、裏側でどんな事をやってるのかを理解しきれていないのが現実です。
例えば、“医療制度”が崩壊しまくってるアメリカの場合、国や自治体で施されるべき社会保険そのものが存在しません。どんな人でも、生命保険会社の用意する保険でのみ医療費を負担するため、生命保険会社が指定する医療機関以外での診療では、保険金が下りないどころか、法外な医療費を請求されるのが日常茶飯事になってます。その原因は、社会保険制度そのものを“共産主義がやる強制搾取”という概念が、未だにあるからです。確かに、福祉に重点が置かれている北欧諸国や、永世中立国故に“自給自足”を目指すスイスでは、様々な部分で消費税などの間接税が割高に設定されていて、しかも諸外国からの来訪者に対してまでも、税負担を強いています。しかし、それくらいの事をしないと維持できない反面、代償として義務教育に関する諸経費や医療機関までの交通量など、国民の家計負担になりやすい部分での経費は減免措置が取られます。つまり、税金を高めに設定する事に対し、その理由を国民全員が理解した上で、且つ、不公平感を少しでも緩和するために、様々な条件を提示することで、納得させているという訳です。もっと言えば、軍事機密などはともかく、こういった社会保障や税金の使われ方に関して常に情報を公開する事によって、物価が高騰していても“それは税金の分”として割り切った上で生活してるのです。ところが、アメリカの場合は、何でもかんでも“自由”が最優先であり、故に、自分の身を守る上で自動小銃やサバイバルナイフを持つ事は、相手の命を奪う可能性があると言われても所持してる事が多いのであり、それ故の“事故”で子供や親類縁者が亡くなるケースが後を絶たないのです。そして税金の使われ方でも、公共インフラよりも軍備に使われる事が多く、また、いわゆる富裕層が多額の納税を避けるために、福祉財団を作ってそこへ収益を“寄贈”したように見せかけたり、学校法人を作って学生に対して助成金を払うフリをするのです。(そういうトコは、日本でもよくある話w)
むしろ、共産国家を敷いていた東欧諸国では、それが故に医療崩壊したのは言うまでもなく、医療費を国民の納税に依存し、軍備やインフラ整備等と予算の取り合いをやっていた事もあり、医師の収入が、どんなに腕利であろうがヤブであろうが関係なく、均一に支払われていた事もあって、名医の下で治療を受けたくても、移動制限や自由診療を許さなかった事もあって、患者が満足な治療を受けられずに、処方箋を施すか栄養管理さえできれば完治可能な疾患であっても亡くなるケースが頻発した訳です。今の北朝鮮や中国の医療体制はまさにコレで、特に中国の場合は都市部と僻地で医療格差があるほどで、しかも医療機関に行ったとしても、診療してもらえるかどうかわからないのが日常的な状態です。(逆に、西アフリカ諸国の様に、医師がいても“伝染病蔓延するから”と敬遠するトコの場合、別の問題でしっちゃかめっちゃかなのはいうまでもない訳なんだが…w)そういった意味では、日本はいろんな意味で奇跡的な医療体制を有する国であると言えるのであり、それを維持するための論議をせずに今日に至っているから難儀な事になってるだけの話です。(介護医療という、ある意味本末転倒なモノが存在するのも、それは日本の医療技術が、単純な延命に特化したモノであるからこそであり、そこで診療費等をボッてるからですw 介護士・ケアマネージャーの人件費は底辺賃金なのにね。)
こういった事から、それでも今の政府を悪者にしたいのであれば、次の選挙…国政に関しては、来年春に参院選があるんだが、そこで参政権を有する者であれば、是非、投票に行って、自公以外の候補に一票を投じなさい。それが正しい“民主主義における意思表示”です。デモや集会で公園や行動で大騒ぎするのが、正しい“意思表示”ではありません。一歩間違えば、それは諸外国で頻発してる武装テロと同じ行為をやってる様なモノです。まして公務員…特に自衛隊が自前の武装を用いて首相官邸や国会議事堂を占拠すれば、歴史上稀に見るクーデターとして記録されるでしょう。それを阻止するために、公務員に関する法律では、デモや抗議集会を行う事を“禁止事項”としてるのです。よく考えたら、これって、“違憲”ですよね?でも、そうせざる得なかった時代背景を考慮すれば、それを頑なに守っている自衛官や警官、消防士、海上保安官が、どれだけ冷徹に、そして懸命に従順に職務を果たしているか、よく考えてほしい。戦争をやってはいけないのは、誰だってわかってる事。だけど、それを“求めてる”のは政府でも天皇でもない、われわれ国民自身である自覚を持つべきである。つまり、“誰の子供も戦地に行かせない”と言いながら、戦地でもないトコで子供を“喰い物”にしてるのは誰だ?オイラから言えば、抗議活動してる連中全員だ。もっと言えば、自分の感情に任せ、また、他人の意見を鵜呑みして賛同してる事ほど、子供達を苦しめている、そして、自分の祖国をバカにしてる行為である以外他にない。忠義を立てる相手を間違え、自分が世話になっている存在を見下し、自分の我儘が否定されてムキになるのは、精神的にガキな証拠である。戦争に反対するのであれば、むしろ政府に文句言うよりも先に、周辺国家に対し、武装解除を求め続けよ…そのための国連であるべきなのに、現在の事務総長はアホすぎる。そして、それを推した諸外国は、むしろ世界大戦の“再開”を望んでるとしか言いようがない。そんな状況下において、非武装で平和ボケした感覚で“戦争反対”と叫んだトコで、誰が耳を傾ける?一つの国家が、あるいは部族が滅びないと、みんな気付かないのです…戦争がどれだけ愚かで、そしてどれだけ“平和ボケ”が戦火を求めるかという事を。戦争を経験してる人は、その結果ゆえに懲りているからこそ“平和”を求めて叫ぶけど、経験なき痛みは、誰も理解できない…歴史を記するは勝者のみという事をヌカしたアホがいたが、どんなに記録があっても、それを後世の者が破壊すれば、その時点で“敗者”に変わる。真の勝者とは、記憶を絶やさない為にも経験者は、どんなに苦痛な記憶であっても話し続ける事であり、後継者はそれを他の事案に当てはめ、追体験する事で真贋を見極め理解する事である。ま、この国を愛し、守る為に命を賭した先人を侮辱したけりゃすればいい…同じ立場に立った時、それゆえに嘆かないのであれば。