迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

純喫茶“It's Me Cafe"2015 2杯目

(カランコロン…)
ホクティ(以下ホ):おやおや…今回は先客アリですか。
マーティ(以下テ):あ、ホクティさん、いらっしゃい。
チルト(以下筑):今回はとことん、世相に関する事について、時間の限りやっていこうという趣旨らしんでね。
たー坊(以下隆):よう、ご無沙汰…で、エルハはん、コーヒーおかわり。
エルハ(以下エ):はいはい…
筑:で、昨日の続きなのだが、エルハさんが言ってた、肝心の宗教が異宗派に対してどうの言ってた様だが、過去の歴史において、戦争のきっかけは、ほぼ、そこに集約される。古代史における戦争も、基本は他民族の支配地域への侵攻であり、異文化の排斥が繰り返されている。ここの部分も、結局は誰も改めようとした試しがない。
隆:南北アメリカオセアニアもそうやけど、先住民族の生活圏を“開拓”の名の下に破壊して、そこに上書きしたトコやからな。中国や朝鮮半島かて、今の血脈が昔からそこにいた訳やない…日本かてそうや。けどな、いろんな歴史が積み重なって、しかも訳わからんほど先史を破壊してもうて、今の国民が、先住の国民と血脈が繋がってる可能性は低いねん。
ホ:純潔なる存在なんてのは、本来は存在しえないモノなのに、そういうのに憧れ、そして羨むあまりに、自分自身をそういう“尊き存在”として認めて欲しくて、そして、そういう存在だからこそ、自分の持ってる“常識”が、全ての世界で通じると勘違いする…そういう愚かさは、いつの時代も変わりないのかもしれませんね。
テ:そういう、人間の性(さが)をどうにかしようと思い、考え、行動してきたのがお釈迦様であり、それが説いた教えが仏教の根源と言っていいでしょう…あ、ホクティさん、今日はダマンフルールのグールースティーを用意しました。いかがですか?
ホ:あ、それはありがたいね…いただきます。
エ:今日はストレートティーに合う様に、マカロンも用意しました。
ホ:これはこれは…
隆:よく考えたら、紅茶にしろキビ砂糖にしろ、原材料自体は欧米諸国で作れないから、インドや東アジア、アフリカを植民地化して、それを交易に使うてたんやろ?その紅茶かて、ブレンドはフランスでも、原材料の茶葉はイントやスリランカなどのモノやろ?
筑:当然だが、日本で食されている農作物も、一部は輸入に頼らざる得ない。特に熱帯フルーツの類は、温室などの設備を整えれば作れなくはなくても、コスト的な問題を考えれば、輸入した方が安い。まして、温室の管理には光熱費が非常にかかる…電気を太陽光などで自前で賄えるならともかく、そうじゃない場所では、必然的にボイラーの燃料として重油が使われるから、原油価格が上がれば、死活問題になる。
ホ:言われてみれば、そうですね。同じ理屈は諸外国でも言える訳であり、生産地が“自分の支配下”であれば…なるほど、それでは戦争が無くなる事はないですね。
テ:無い物ねだりといえば、そこまでかもしれませんが、それ故に国際間での協力関係をきちんと整理しないと、双方で拗れるのは当然かと…
ホ:それぞれの地域に、農作物や工業製品などで、地域的な得手不得手がある訳ですから、そこを理解した上での商取引が行われているなら問題はないのかもしれませんが、今までの商取引の仕組みが、あらゆる意味で一部の国や地域だけに優遇されすぎるカタチである事が、ここにきて不具合を起こしてるとしか思えませんね。
隆:当然だが、そういうのを利用して、国際法を無視した商売やっとる不埒な輩もおるけどな。
エ:それって、一方では世話になっているのにも拘らず、他方では“私は高貴な存在”と相手を見下し、いかにも自分でここまで成長できたと言わんがばかりの態度よね。
筑:その通りだ。全てを自分一人で揃えられ、作り上げられるのであれば、どんなに傲慢な態度を取ったとしても、それに似合うだけの苦労や義務を果たしてる以上、誰も文句言えない。が、他力本願で、しかも自分の手を汚さずに、他人の手柄を横取りして横暴な事をするのであれば、その態度故に相手の怒りを買うのであり、そこに正義も悪も存在しない。単純な事かもしれんが、それこそ“盗人猛々しい”としか言えない。
隆:いや、ガキ臭い話やで。他人の努力や功績を批判し、自分以外の思考や哲学をバカにし、様々な繋がりを無視して相手を見下すのは、“井の中の蛙”もいいトコやで。動物園の猿山のボスと一緒や、そこしか知らんのにいい気になるんは。
テ:世間の“全て”を知る必要はなくても、自分がどういう立場で、どういう風に世間との関わりを持っているのかを知ることぐらいはやっておかないと、それゆえに批判されて自棄になるのは明白ですよ。
ホ:しかしまぁ…なんで人間というのは、他者を排除しようとするのでしょうかね?そんなに“自分のコピー”が嫌なのか、それとも“統一規格”じゃないと都合が悪いのか…
隆:どっちもやと思うで、それは。自分と同し事やってるの見るとこっぱずかしいし、他人と同じやったらクソ腹立つし、かといって、同じ服や道具やないのを持ってると批判されるし、誰かと同じになりたいと一方では願っとるし…
エ:それこそ“ないものねだり”ですわw
筑:ハハ…確かにそうだな。