迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

深夜食堂“FLAT RIVER”2016 三皿目

マーグ(以下グ):おや…マスター、その様子だと、問題が解決したようだな。
(ああ…メールが“偽物”である事が判明し、明日、きちんと手続きすれば、万事解決…ってことになったw)
お、それはよかったじゃんw でも、なんでメールが“偽物”と判断できたんだ?
(債券などの民事訴訟の場合、当該事業者や裁判所からの書面が来るのが正式な手続き開始であり、メールで、しかも24時間以内で返答を…と要求すること自体、賠償金詐欺の手口だからなw まして、解約を行ってる時点で契約が切れているから、それ以上の請求をしても、却って当該事業者側が“過払い”と裁判所に言われるからな。当然だが、メールとかで画像添付で訴状を送ること自体はともかく、実体のない取引の請求をやってる時点で、公文書偽造が疑われる…詐欺グループには悪いが、公文書偽造は罪重いでw)
とはいえ、滞納した分は、きちんと払うんだろ?
(もちろんだ…その為にバイトしてる様なモンだしなw)
ともかく、厄介な事案が一つ減った事は何より…今日は手軽な酒のアテにもなる一品を作ろうか。使うのは、ほうれん草とチーズ。食べやすい長さに切っておいたほうれん草を、バターを塗った耐熱皿…グラタン皿がいいかな?そこに大量に敷き詰め、白ワインとピザ用チーズ、ニンニクスライスを振りかけてオーブントースターでほうれん草がしんなりするまで焼いて…最後に黒胡椒をトッピングすれば完成だ。まぁ…マスター得意の“鶏とほうれん草の酒蒸し”のアレンジバージョンだが、肉類を使わない代わりにチーズでグラタン風に仕上げた一品だ。チーズの塩味が足りないと思うなら、マヨネーズをかけてもいいぜ。
(バァサ…)
っと、いらっしゃい。
ノブ(以下ノ):まいどw エラいチーズの焦げた匂いがするな。
アッシュ(以下ア):お、チーズ焼か。ブロッコリーや根菜類でも旨いよな。
グ:冬野菜ってのは生で食べ難い分、加熱処理すればいくらでも喰えるからな。特に、白菜や小松菜などの菜種系野菜は、動物性の食材とは、相性いいからな。
ア:だから、白菜は鍋物には欠かせないって訳だろ?
グ:あれは本当に、生だとアレだが、火を通すと旨味が増すからな。それに、蒸し料理でも使えるから、この時期における万能野菜と言えるな。
ノ:鍋で欠かせないといえば…菊菜もそうやろ?けど最近、見かけへんようになったというか…関西限定の食材かな?
グ:そんなことねぇぜ。マスターの経験だと、天ぷらで供するトコもあるみたいだから、“関西限定”とは言えないぜ。ま、アレも生では苦過ぎて喰えないからなw
ア:苦味がある野菜ってのは、消化酵素を助ける働きがあるからな。そういう意味では、七草粥や春の山菜料理ってのは、理に適ってるトコがあるよな。
グ:山野草を食材にする場合、気をつけねぇと危ないけどな。栽培された茸類や山菜はともかく、素人が無闇に手を出すモンじゃねぇ。類似する毒草を誤食して、死亡するケースがあるからな。誤食による食中毒でよくあるのが、ツキヨダケとシイタケ。形状が似てることから、茸取り名人ですら判別を間違えるケースがあって、しかも毒性が結構強い…症状として、経口摂取後最短30分で嘔吐と下痢で七転八倒する事になる。重篤になると脱水や痙攣を起こすし、稀に死亡することも…天然モノのシイタケやヒラタケ、マイタケなどは、確かに菌床栽培のモノに比べたら香りも良いし味も旨いが、類似するキノコが多いからなぁ。もちろん、トリュフやマツタケみたいに、特殊な環境下でないと育たないヤツもあるから一概には言えねぇけど、素人判断で手を出すのは、マジでやめた方が良いぜ。
ノ:山菜かてそうやろ。ワラビやゼンマイ、筍や自然薯かて、素人には見分けつかへんのが多いやろ?
グ:そうそう…クレソンやセリ、ユキノシタなどの好む水辺付近だと、トリカブトやドクゼリなんかも生えてるから、見分けがつかない人が採ったら、ガチで危ない。それに、一般的な山野草は、結構毒性があって生食に不向きだから、アク抜きや塩漬けなどで解毒しないとダメなんだ。
ノ:そういう事故があったさかい、食べられる山野草が品種改良されて、現在の野菜になるんやな。
グ:進化の過程で、そういう風になったのもあると思うぜ。けど…待ち遠しいね、春の山菜採りがw