迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

深夜食堂“FLAT RIVER”2016 五皿目

マーグ(以下グ):それにしても…今朝方に発生したスキーバス事故は、詳細が判明する度に、腹立たしいな。行程表通りに走ってたら、起きることがなかったであろう事故なだけに、高速道路の通行料をケチって意味あるんかよって感じだな。マスターの経験上から言えば、高速の通行料は、高速で走ることを前提に長距離を、より安全に、そして適度に休息が取れるように設定された道路を使うためのモノであって、そこをケチって長距離運転したら、なんでもないトコで事故る可能性が高くなる上に、移動時間がもっとかかるから、余計に疲れるんだってよ。
(ブァサ…)
お、スキーの話になると、すっ飛んできやがったなw
カイル(以下カ):あのねぇ…
グ:カイルに聞きてぇんだが、スキー場へ向かうのに一番いい交通手段ってのは、どれだ?
カ:個人的見解でいえば、冬用タイヤを装備したマイカーで向かうのがベストだけど、条件として、一人で行くのはやめた方がいいね。現場で骨折でもしたら、帰れなくなるからw
グ:エラくぶっちゃけた話だな、おいw 今回の事故に関して、どう思うよ?
カ:被害者…というか、ツアーバス利用者が気の毒としか言い様がないね…30年ほど前でも、夜行バスによる“弾丸スキーツアー”はあったし、JRもかつては“シュプール号”という夜行スキー列車もあったけど、結構割高だったから、マイカーで…という選択肢が一般的だった訳なんだけど。
グ:あ、そういうことか。しかし…バスの運行がどうなってるのか、利用者はわからねぇもんな。
カ:スキーツアーを主催する旅行会社は、利用者の移動の安全を保障した上で、企画書を出すべきなのに、昨今のバスツアーは、料金ばかり強調して、どういう内容で、どういった形態で輸送を行ってるかを説明してないように思えるね。少なからず、どんなスキーバスツアーも、辺鄙な田舎道を走らず、高速道か幹線国道を利用する旨を表記してたと思うし、その通りに走ってたと思うよ。だって、行く途中で事故でもしたら、楽しみ台無しだからね。帰りはクタクタだからともかく…
グ:でも、バスツアーの方が安い事には変わりないだろ?
カ:目的地までダイレクトに行ける事、配送業者が事前に用具を搬送してくれるから、あるいは、現地で一式レンタルできるからラクできる事…そういった事を踏まえると、クルマの機動力に勝るモノはないけど、そのために何を犠牲にしてるか…今回のケースだと、まだ不確定な事が多すぎて断定できないけど、一番悪いのは、ツアー参加者を死なせる事ですよ。参加者の殆どが若者である事を踏まえると、バイトで何とか稼いだ費用で、今シーズンの初滑りを楽しもうと参加したのに、こんな目に遭ったら、目も当てられないっすよ。
グ:しかしまぁ…旅行会社もバカだよな。貧困層からカネ巻き上げるために格安ツアーを企画しても、こういう事が起きたら、損益の方がデカくなる事が予測できねぇモンなのか?
カ:それはどんな分野でも同じだと思うんですけど…まさしく“等価交換の理”の話っすよ。廃棄処分すべき食材を横流しして、スーパーとかに売りさばくとか…
グ:あー、あれな。もったいないという気持ちはわからんでもないが、食品衛生上問題があったからこその“廃棄処分”であって、その依頼を受けた産廃業者が、他の食品業者経由でスーパーとかに売ってたってのは、正直、消費者をバカにしてるとしか言えないぜ。あ、オレんトコでは、そういうのはないからなw
カ:そんなわかりきったこと、誰も聞きませんってば。
グ:これだって“信頼関係”があるからこその話だろ?もし、一見が巷の情報に振り回されて、全然関係ねぇ店でクレーム出せば、苦情言われた店もだけど、他の利用客だって、気分を害するのは言うまでもねぇ話だ。まして、裏で何か疾しい事をしてるようなら、常連だって次から利用しなくなるって。
カ:そういう意味では、単にツアー会社を批判することより、自分自身がいかに料金だけで物事を判断してるか、考え直さないと…
グ:ま、世知辛い世の中になっちまったモンだな、まったく…っと、スキー場のカレー、おまちw
カ:注文せずとも、わかってらっしゃるw