迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

チルトの他事騒論?! 〜さて、参院選の総括でもするか〜

チルト(以下筑):ご無沙汰してます…国政選挙明け名物の他事掻論だが…今回は参院選の結果について総括しておきたいと思います。
シン(以下シ):皆様こんばんは、シンです…今回は俺が相手します。
筑:ん、君との場合、通常なら酒場トークとなるのだが…
シ:マーティさんだと、プロ野球の結果がアレですし、マーグさんだと乱闘必至かと…あと、カイルやヒデボーの場合、“生前さん”の所属が所属なだけに…
筑:要は、消去法で担当が決まったと…で、脱線ついでで悪いが、プロ野球がどうのって…
シ:今年は広島がセ・リーグで首位を突っ走っちゃってるんですよ。で、阪神が最下位で…
筑:あ〜、なるほど…ってか、その話は本当か?
シ:それは後で、“Shin's Bar”でじっくりとやりましょうw
筑:おっと、そうだな…では、今回の参院選では、何やら法律改正があって色々と変更点があったようだが…
シ:大まかに言えば、選挙権年齢が今回から18歳に引き下げられたことと、いわゆる“一票の格差”是正のため、鳥取県島根県、および徳島県高知県の選挙区が“合区”となり、大阪や兵庫などの大都市圏の選挙区が定員数を増やすといった点が、今回の変更点でしょう。
筑:ん、ついに公職選挙法における選挙権年齢が引き下げられたのだな。それと、過疎化がひどい自治体同士での合区が、ついに実施されたのか。
シ:常々選挙後の司法判断で“一票の格差”が叫ばれてますが、正直、格差是正のために隣県と選挙区を統一していいのか、俺的にはちょっとおかしいような気もしますが…
筑:そこはおそらく、実際問題として、人口が大都市圏に集中してしまったが故の弊害と考えるべきモノかもしれんな。確かに、どんなに選挙区の区割りを変更したとしても、地方ごとの人口格差がある以上、当然ながら解消する事はないと思うな。それを司法判断でどうこう言うのであれば、マスターの言う通り、過疎地に籍を置いて生活するべきだろう。都会の利便者を求め移り住んだ以上、一番文句を言ってはいけない部分だと、最近は思うようになったな、さすがの私でも…
シ:では、本題に入ります…今回の改選議席121のうち、与党が70議席、野党が51議席で、非改選と合わせた場合、与党(自民・公明)が176議席で野党(民心・共産・社民他)は96議席、与党と改憲に賛同する、おおさか維新を合わせると、憲法改正の議題を審議するために必要な議員定数の2/3を獲得するという結果となりました。今回の全国での投票率は、3年前の参院選から2.1ポイント増加の54.7%で、9年前の2007年以来の上昇といえど、過去4番目の低さです。
筑:また、野党側が惨敗したのか…
シ:今回の結果について一言で言えば、メディア的には“改憲”をめぐる与野党対決としたかったようですが、そもそも、今回の参院選の争点からしたら、的外れもいいトコで、しかも民進党共産党社民党、生活(ryが“共同戦線”を張って臨んだことが、却って民進党議席を減らすという、笑うに笑えない結果になってしまってます。
筑:[今回のデータ]…読めば読むほど、頭がクラクラするよ。
シ:続けますよ…今回の選挙において、面白いデータを紹介すると、1人区の候補者を、野党4党が統一して臨んだ結果、東北や甲信越で与党候補を競り落とすことができたが、西日本を中心に賢固な地盤がある地域の切り崩しに失敗して、逆に議席を落とす結果になりました。ま、沖縄県は米軍基地問題に関連した事件が相次いだこともあって、野党側が勝利し、与党側にとってはかなりの痛手になったようですが…
筑:つまり、今回の野党の動きに対して、一定の理解を示した選挙区があったってことだな。しかし…共産党があれこれと頑張ったのに、野党第一党のハズな民進党が、ここまで議席を落とすとはなぁ。しかも、生活の党が比例代表1議席だけとは…
シ:社民党にいたっては、比例区1議席…しかも党首が落選という散々な結果になってますねw
筑:ん、なぜそこで不適な笑みを浮かべた?
シ:それはもう、“生前さん”が神戸在住だったからこそ言いますが、21年前の恨みは、30歳以上の兵庫県民なら誰しも抱えてますし、共産党と与するといった時点で、存在そのもの“消えてどうぞw”ってなりますね。
筑:つまり、今回の民進党の惨敗というのは、未だに東日本大震災の影響があると?
シ:それだと、辻褄が合わなくなりますよw 事実、東北3県は、いずれも野党候補が議席を確保しましたから。
筑:言われてみれば、確かに…だが、兵庫県に限れば、通常なら共産、あるいは社民系労組の地盤故に議席が確実と言われてたのに、蓋を開ければ惨敗…しかも公明党が24年振りに候補を擁立し、それが当選してることを踏まえれば、その組織票はいったいどこへ消えたのだ…あ、そうか、ここは大阪府と同じく、おおさか維新が他の野党に対する“受け皿”になってるのか。
シ:阪神間では、もはや無敵でしょうね。大阪選挙区4議席中、2議席が維新候補ですから。ただ、知名度がイマイチな分もあって、比例や他の選挙区では苦戦してたようですよ。
筑:こうして総括すると、まだまだ自公政権は盤石であり、且つ、安定した政権運営ができる状態が続くというところだろうな。そして何より、野党が惨敗した要因を纏めたら、全くもって恥ずかしい限りのことをやってしまった…それが結果として有権者の、しかも若年層から呆れられ、消去法で自公に票が流れたということだな。特に、選挙期間中、某テレビ討論での“失言”が、かなり影響してた可能性があるな。そして、与党側は積極的に政策内容の説明を展開したのに対し、野党は昔ながらの与党批判と特定の法案に固執した訴え以外展開していない時点で、勝負は決してたのかもしれないな。さらに、国会中の態度や開会中にも関わらず、法案廃止や原発関連のデモに参加し、シュプレキコールを挙げていた点も踏まえたら、多くの有権者に対し、失礼千万だったのは野党側としか言い様がない。これは、今後の反省点だと思うな。
シ:あまりにも躍起になりすぎて、各地で公職選挙法に抵触する行為が、野党候補陣営で頻発してたようですしね。
筑:それは確かに、“憲法守れ”だ“ルール違反だ”と、相手を罵る資格はないな…
シ:自分の寸志を改めようとしない態度は、そのまま有権者からバカにされるということでw

筑:とにかく、今回はここまでにしよう…また次回、国政選挙があった際に登場しよう。では…