迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

やっぱりおかしい、芸能界の“金銭感覚”の話w

12日にやった話の補足w 一部の所謂“大御所”と称してる芸能人がギャラについて、自分達の初任給の方が安かったと“自慢”してるようだが、40年以上前と現在の“物価”の違いを見た上で話してない人多過ぎw 流石にこの件に関しては、迷惑な女優を庇わざる得ない…なぜなら、同じ金額であっても、時代によって、あるいは立場によってその感覚は大幅に乖離する。社会人初任給平均が3万円だった時代と、仮に現在15万円貰えるのでは、その“金銭的価値”そのものに雲泥の差が出る。勘違いしてはいけないが、同じ“金額”でも、生活“できた時代”と、それでは“光熱費にもならない時代”とでは、明らかに物価が違い過ぎる上に、立場的に“売れっ子”の女優が事務所から“搾取”されるような生活をやらざる得ないのであれば、所属事務所は、所属タレントに対してどんだけ“ブラックな要件”を突きつけてるんだと訴えなければならない。とはいえ、金銭問題を理由に芸能界を去るのであれば、むしろ“正しい選択肢”が宗教団体職員になること以外なかったのであれば、これほど不幸な話はない。
話を戻すと、確かに昔の芸能人は、表舞台に上がれない人たちほど惨めな生活がそこにあって、だけどそれが“芸の肥やし”になってたトコもある。メディアに取り上げられれば、なんとか食いつなげられる芸人・タレントはごまんといるが、デビュー時から注目を浴びてるならともかく、そうじゃない人々は、大概ひっそりと芸の道から足を洗い、実家の家業を継ぐか、芸で喰えない事を覚悟してやってた副業のバイト先から起業して会社経営をやるかが関の山である。実家が農家や漁師、林業が生業なら若いうちから芸をやめてそっちにシフトすれば技術を習得するのも早いが、芸能で売れない上に年老いてから“田舎暮らし”を始める人は、中途半端すぎて頓挫するのがオチである。起業家になるにしても、職種やスキルによっては向き不向きがある…たむらけんじや肥後ポン太が“副業”で成功してる背景には、客商売に関するスキルや商品選定に必要な目利きの腕、そしてなにより“吉本芸人”という看板をフルに活用して事業展開してるからである。と言っても、そのためには“芸人”として売れる要素が最低必要だった訳であり、若手の頃なら勢いで笑いを取りに行けたのが、だんだん周囲に飽きられて行き詰まったからこそ“業種変更”も兼ねて、焼肉屋青果店をやってる…って訳である。(ま、そのスキルチェンジを促せたのは、沖縄へ逃避行したアレだけどな…)
仮に、弱小事務所で月々の賃金が払えないほど貧困なトコに所属してる芸能人は、一体どうやって日々の生活を支えてるか?簡単な話だが、日雇いであろうがなんだろうが、低賃金のアルバイトを掛け持ちでやらざる得ない。若い頃は“本業”で稼ぎたいのに“仕事”がなかなかないが故に悔しい思いをするかもしれないが、名の通った芸能人ほど、様々なスキルを持ってる人が多い。当然だが、その中には国家資格や業界資格を有してるケースもあり、そういう人ほど副業でも強い。しかし、あえて芸能活動を“本業”と位置付けてる人の場合、そういう資格は“過去の遺産”として切り捨てて芸に邁進する…だって、年収を比較した際に、CMなどで発生する出演ギャラよりも副業の収入がいいのであれば、とっくの昔にそっちにシフトすればいいだけの話であり、不安定でも貯蓄する余裕があるなら、セミリタイア状態でも生活はできる…そのために必要なスキルを、芸事と一緒に磨いてる以上、それは意外なカタチで役に立つことがある。それがわかってる人ほど、副業で失敗することは少ない。芸能活動以外で“事業失敗”をやらかす人は、大概の場合、周囲の取り巻きにちやほやされている自覚もなければ、別業種の“裏事情”を経験することもなく今日まで来てるからこそのおバカ加減であり、それ故にアンチから叩かれるのである。
名の知れた大手芸能事務所であっても、将来性が見込めないようなタレントを見切りつけずに放置することはあり得ない。もし、そんな“ぬるい生活”をやってるようなら、マイナーな存在を養うために著名な連中が様々な部分で犠牲を払わざる得ない。もちろん、芸能界であるが故の“慣習”として、先輩が後輩の世話をする分には話が早いが、芸能人としてのスキルが全然身に付かない、マネージメントの才覚も無い様な人間を、いつまで雇っていられるか…だからこそ、芸能の才覚ある者だけが生き残れる世界であると同時に、著名人だからこそという慢心が増長しやすいのも、芸の世界ではよくある話なのです…インテリも、芸になったら腐る因w