迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

排斥してるのだーれだ?

SNS上で、大阪万博誘致に消極的、あるいは反対の意見を述べてるのは、全部他県民だという、ある意味明後日な意見が散見されるが、その意見をもってカウンターパンチを入れると、“だから大阪人は嫌われるんだよw”ってことになる。もっと言えば、そういう“情報バイアス”で相手を見てる以上、第三者から見た時、喧嘩両成敗的な感覚で批判されることになる。なぜなら、“排斥反対”を口で訴えておきながら、自らの意思で他者を排斥してる訳だから、その時点で“話にならない”訳である。

批判の対象となっている著名人の中には、局アナも散見される訳だが、彼等だって、本当に“自分の意思”で公の場で喋ってるとは限らない…なぜなら、出身が関西以外の地域だったとしても、大学時代からの積算滞在年数を踏まえると、人生の半分以上…人によっては幼少期よりもずっと長く、関西(というより大阪)で生活してる現実がある。当然、ベテランアナともなれば、30年以上“故郷”に帰らずに留まって、仕事に従事する人だって出てくる。特に70歳以上の連中ともなれば、人生の大方は関西での生活であり、最早“余所者”として排斥するにも、半世紀以上もの“経験”が、若年層の“地元民”よりも深い分邪険に扱えない。それに似合うだけの自助努力をやって来てるからこその“信頼関係”が構築されているからこその話だ。もちろん、それゆえの“歪み”を抱え込んでいるのも確かで、腹割って本音で話し合おうとしても、どっかではぐらかされる事になりかねん。

なぜなら、局アナってのは、どこまでいっても“放送局の顔”であり、その身は常に“放送局の総意”ってのが付き纏う訳であり、そこんトコを無視して好き勝手に喋れる立場ではない。言い方を変えれば、マイクの前の“操り人形”であり、常に上層部の意向を代弁することが義務付けられた存在である以上、気持ちの上では地域住民の意見や一大プロジェクトの話に対して、個人的には“賛成”の立場でも、カメラ越しには“反対”と表明せざる得ない事情がある…以前にも解説したが、特定の組織に属する以上、そこで世話になってる以上は、自分の意思までも“曲げる”ことでしか生き残れない訳であり、もしそれを“裏切る”のであれば、それは組織からの離脱を余儀なくやらなければならない事を指す。(それで、途方も無い冒険をしたアナがいる事を、オイラは知ってるけどな…w)タレントや作家といった、ある意味ノマドワーカーな人達と違い、放送局という“会社”に勤めてるサラリーマンである以上、自分の意思で本音を語れない、自分の意見を封殺せねばならない立場の人間である。だから、彼等が“他県出身者だから”という理由だけで叩くのは失礼というよりも、まんまとメディアの策略に乘っ掛かって、余計に“これだから〇〇は…(ry”という、自分に対するあらぬ批判を助長させる行為でしかない。

メディアに出てる多くの著名人もまた然りで、放送局や新聞社、出版社の意向に基づいた“意見”を言い続ける限りは、仕事に困ることがない反面、反発する意見や“これはおかしい”という概念を表明した途端、今までの契約が“全キャンセル”になってもおかしくないし、それで職を失うリスクもある。だから、批判を言う人達自身も、結局は“自分の生活のため”という理由で懐柔されてるトコがあり、そこを抜け出せないのである。当然だがそれは、SNSでの発言でも同じで、どこで誰が見てるかわからないから“真実”を語れないのであり、うっかりそれを喋ると、それが因で仕事を“干される”事になる。だからメディア上では嘘を付き続けなければいけないのである…当人の“本心”がそこにない以上、発言そのものを鵜呑みにして信じるファンもかわいそうだが、嘘を付かざる得ない人々もまた、それゆえの“被害者”でもある。

ここまで解説すれば、もうお解りかと思うが、嘘を付き続けてまでも“生活維持のため”に喋り続けなければいけないのが局アナであり、“メディア御用達”の著名人である。そんな彼等の“本音”を知りたいと思うなら、出自を理由に排斥してはいけない。当然だが、忌憚なき発言こそが“言論の自由”の根本であり、そこでの“差別発言”や“侮蔑行為”は、甘んじて“受け入れる”度量がなければ話にならない。どういう“理由”で批判してるか、あるいは賛同してるか…その“本質”を見抜くには、“どうでもいいこと”に囚われない事に尽きる。その“どうでもいいこと”とは、性別や年齢、社会的地位や学歴…その他一切の“余計な情報”である。どんな経歴の持ち主であっても、それが目の前の問題と“関係ない”時点で無視すべき話であり、本当に“関係する話”なのであれば、どういう繋がりでそうなるかを考えるべきである。ま、釈尊の教えの中にある“毒矢の例え”で言えば、自分の身に刺さった矢を抜いて手当を受けるのが先なのに、余計な事を考え過ぎて全身に毒が回って助からない…なんてのは、自分自身でもごめんだよw