迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

Shin's Barへようこそ…文月の一杯

シン(以下シ):こうも暑過ぎると、ソフトドリンクばっかり出て、本職が開店休業状態ですわ…
潤平(以下潤):ショートよりもロングの低アルコールが人気っすよね。
シ:世間では高アルコール炭酸系が流行ってる様ですが、くれぐれも夏場の“水分補給”は、ノンアルコールでお願いします。
潤:高い濃度でなくてもアルコールの摂取は、その処理に大量の水を要するだけでなく、特にビールは利尿効果も高いため、どんなに飲んでも水分補給にはなりません…って、ここ酒場でしたよね?
シ:(´審`)b酒類を扱う飲食店だからこそ、お客様に対して気持ちよく利用していただくためにも、注意喚起は重要なんですよ。
潤:あ…そういうことかw

(カランコロン…)

シ:…と、いらっしゃいませ。
潤:ようこそ、Shin's Barへ…
アンジー(以下安):くぁー…暑い。兄ちゃん、キューバリブレ頼む。
アポロン(以下晃):また、そんな安直なのを…シンちゃん、テコニック、できるか?
安:他人のこと、言えた義理かw
シ:(;´審`)=3まぁまぁ…どちらもすぐに用意しますね。
晃:お、スマン…
安:しかしまぁ…こうも暑いと、野外での作業もままならんな。どんなに水を飲んでも、大量に汗が出るから間に合わん。
晃:いや…室内でも冷房ナシだとかなり酷だぞ。昨今では、高齢者の熱中症死が増えてる一因に、日中でも冷房を使わずに過ごそうとしてるからな。水分もだが、高血圧を気にし過ぎて塩分を控えるモンだから、余計に塩分不足でエラい目に遭ってるのだよ。
安:あ、それ言えてるな。昔ならそれでも良かっただろうが、今は日陰にいても気温が40℃を超えるケースも増えてる…にも関わらず、なぜ頑なに冷房を嫌うのだ?
潤:多分…戦時下の教育が原因では?
晃:はぁ?
シ:正確に言えば、物資不足を理由に、安直なまでに“忍耐”を美徳化したことが、結果として今日の教育現場での“理不尽な指導”に繋がってるって事です。小学生が熱中症で倒れようが、中学生が体調不良を訴えても信用せずに懲罰を与えたり、夏休みを“部活”で潰したり…
晃:ああ…そういうことか。しかし、それとこれは別だろうが?
安:いや…直結してるかもな。
晃:え、どういうこった?
安:我輩達の時代は、今よりも物資はないし、教育者も多くは戦争経験者であり、しかも指導要綱は技術向上や効率化よりも“歪んだ精神論”を説く方が安上がりで、手っ取り早く“自分好みの有能者”を選り分けられたってことだ。実際、プロ野球選手やオリンピック選手を夢見た子供達の多くが、その精神論に基づくスパルタ教育の影響で、身体を壊して夢を捨てざる得なかった。そこを踏まえると、そういう“鍛錬法”で生き残ったものが指導者になれば、自ずと同じことを繰り返すことになる。スポーツ科学の目から見たら、とてもじゃないが基礎がまだできてない子供にやらせてはいけないことを、平気でやらせている時点で“潰れて当然”なことなのに、それを未だにやってるからなぁ…
潤:しかも、体調不良で参加できないと訴えても、相手が“子供”であるがゆえに“虚偽報告”だとして信じてもらえず、それが因で部活中に亡くなってるケースもあります。
晃:………ワシらと違って、現代っ子の方が軟弱だろうが、それは。
安:いや…むしろ今の子達の方が、成人までの“生存率”は高いぞ。我輩達の時代は、それこそ、ちょっとした感染症による死亡率が高く、また、栄養失調による生育不良も多かったことを踏まえると、予防接種の徹底や栄養管理学の確立などが功を奏して、先天的疾患や不慮の事故などがない限り、個人差はあれど18歳までの成長期を、殆どがクリアしてるぞ。逆に我輩達はどうだ?昨日まで顔を合わせてた友達が、突然いなくなることの方が多かっただろうが。
晃:うーむ…そこまで言われると、確かにそこは認めざる得ない。しかしだ、夏でも冬でも、子供は外で走り回ってるのが相場だろうが。そもそも、部屋にこもってテレビゲームをしてるなんぞ、不健全極まりない!!
安:それはどうかな?昨今、気温が40℃を超える日も珍しくない夏場に、外で遊べというのは、危険極まりない行為だぞ。“不健全”というには、今と昔じゃ全く別物だ。まして、夏の虫であるセミや蚊ですら、猛暑日と言われる気温に達すると、活動停止するんだぞ。
シ:しかも40℃を超えたら、多くの蚊は死滅するというデータもありますからね。
潤:子供達にとって“頼みの綱”でもあるプールも、野外の場合、水温が35℃以上になっていて“遊泳禁止”になってるトコもあるのと、炎天下での日焼けは全身火傷と同意ですよ。
シ:もっと言えば、自分の享楽を優先するあまり、子供やペットをマイカーに置き去りにして死亡するケースが後を絶たない事を踏まえると、失礼ながらアポロンさんの考え方こそ、戦時下教育の影響が濃いとしか言えません。
安:そういうこった。我輩達が経験した以上に過酷な条件下で、今の子供達が強いられていることを考えると、これは我輩達の“責任”ではないか。日本人の悪い習慣の多くは、自分と“同じ”でないと気が済まないという嫉妬心が、社会全体を支配してるという事だ。そこを正そうと思えば、我輩達が受けた様々な悪習を、我々自身の手で“終わらせる”しかないのだ。だが、どうだ?我輩にしろ、お主にしろ、既に鬼籍の者…どんなに嘆こうが訴えようが、我々ではもう、どうすることもできん。悔しいが、な…
シ:だから、迷馬さんのような存在に対して“信じて委ねる”しかないんです…俺達の一番伝えたいことも、理解してほしい部分も、何もかも…
晃:…そうだな、今はそれ以外の方法はないのなら、それでいくしかないのだな。

潤:ちょっと白熱し過ぎた様なんで、頭を冷やす一杯を…クラッシュアイスをギチギチに詰めたコリンズグラスにジン、ウオッカテキーラ、ラム、ホワイトキュラソーをそれぞれ15ml、フレッシュレモンジュースを30ml、コーラを40ml加えて軽くステアし、レモンとチェリーを飾れば…“アイスティー”とは名ばかりな、最凶のストロングカクテル、ロングアイランドアイスティーですw 作り方こそ単純ですが、飲み方注意な一品です。
晃:まさか…コレが出るとは思わなかった。
安:紅茶の要素が一つもねぇw