迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

“アニ玉”を覚えていますか?


ひねくれかずくんお約束通り、今月は“我等ラジ関ジェネレーション月間”という訳で、毎週最低1回はCRKラジオ関西に関するネタで更新していきます。(今月の“My favorite announcer”シリーズ含む。)で、その第一発目は、“青春ラジメニア”の素となった番組、アニ玉こと“アニメ玉手箱”について、オイラの覚えてる範囲で書いていこうと思う。
話が逸れるが、今回はラジ関ネタを取り扱うので、更新時はラジ関に在籍しているorOBのアナ達に敬意を込めて、ネタに合わせたフェイスイラストを表示します。今回のモチーフは、“ラジメニア”と言えばこの方、“ひねくれ岩ちゃん”こと岩崎和夫アナです。(ホントに似てね〜。描いてて申し訳ない。|||orz)

そもそもは1983年の“歌謡天国”なる番組の中で、アニソンのリクエストを募集したのが始まりとされている。で、これが深夜番組として“進化”したのが“アニメ玉手箱”(通称、アニ玉)である。(なぜか資料の“ラジオ関西50年史”では、その事が省略されている!!)で、この当時のラジオには、現在で言われるところの“アニラジ”なるコンテンツが確立されておらず、当然アニソンが一般のラジオ番組でリクエストされる事など、皆無だった。ところが、これを実施した途端、多くのアニメファンから反響があり、番組として成立すると確信した為、なるべく中高生が聴きやすい時間で、しかも急な延長にも対応できる週末の深夜(確か土曜日だったと思う。)に放送される様になった。この当時から岩崎アナが担当してる訳だから、アニ玉から累計して放送開始から今年で21年経過する事になる。(当時、確か30前半だったから…うげっ、今でもアニソンDJなワケ、この人?)で、この当時のパートナーは、(資料では当時から南かおりとなってるが、この当時彼女はまだ声優としてもデビューしていない。)“織り姫秀子”こと吉田秀子アナだった。この2人が“ラジメニア”の初期まで担当したのである。
この時代からぼちぼち、アニメ声優がパーソナリティーを務めるラジオ番組が登場しはじめるんだが、アニ玉は終始“アニソンリクエスト番組”としてのスタンスを変えなかった。というのは、ほかのアニラジ(“アニメトピア”とか“ペアペアアニメージュ”とか)はどちらかと言うと、トーク中心の30分もの(現行のアニラジも、殆どがこのタイプ。)で、しかも声優の性格によって番組の良し悪しが決まる事が多かったのに対し、アニ玉は常にアニメの新作情報より、リスナーが聴きたいアニソン(しかも主題歌ではなく挿入歌やBGM系)を優先的に放送した。しかも番組オリジナルルールとして、“番組で一度かけた曲は、放送日から半年以上経過してないとリクエスト不可”が設定されていた。これは、ラジ関が日本のラジオ局としては最大級のレコード保有量を誇っている証拠であり、当然だがアニソンの曲数も半端じゃない。ゆえに、放送されずに廃棄される可能性のある“隠れた名曲”(迷曲?!)を放送する機会を与えようと、あえてリスナーに問いかけるルールを設定したのである。(ラジメニアでも、このルールはまだ適用されてるのかな?)よって、必然的にアニメファンはアニソンを真剣に吟味し楽曲として評価していく土台を、番組を通じて築き上げたのである。そして、アニメを卒業したリスナーは、よりハイクオリティーな音楽を求めて、ラジ関の他番組やFMの番組を聴く様になっていった訳である。(オイラもそんなリスナーでした。アニ玉放送当時は、まだ中学生だった。)
そして、一番驚かされる話は、リスナーの大半が関東のアニヲタであった事である。これは後日説明するが、ラジ関ゆえの現象と言っても良いのかもしれない。事実、東京のリスナーの呼びかけに答えて、わざわざ神戸・須磨のスタジオ(震災前の本社スタジオは、須磨区にあった。)から“遠征”して、公開録音イベントをやったという“伝説”も存在している。また、当時はラジオの専門誌(“ラジオパラダイス”ていう雑誌)が取材に訪れた事もあって、全国のラジオヲタからも支持された。こんな事もあって、アニ玉はさらに“進化”を遂げるべく“青春ラジメニア”へと、タイトルが変更となったのである。で、途中で吉田アナが朝の帯番組への担当変更に伴う降板があって、現在の南かおりとのコンビに変更となったのである。
実のとこをいうと、吉田アナ降板以降、オイラはラジメニアを聴かなくなった。が、それ以降の岩崎アナの“暴走”ぶりは、多方面から聞き及んでいる。(ラジ関退社してフリーになった事も含めて。)とはいえ、番組そのものが現在も存続しているという事は、それだけオイラよりも若いリスナーに支持されてる証拠であり、何よりも番組の品質の高さを物語っているのであろう。(単にマンネリ化して、打ち切りできないだけかも知れないが…。)その礎がアニ玉である事を、今一度思い出してほしい今日この頃である。(今度、久々にラジメニア聴いてみるか。)