あどランアーカイブ その３(このタイトルに決まるまで)

ファンの人ならよく知ってる話ではあるが、“あどりぶランンド”というタイトルに決まる前は、“立て板に水(みず)曜日”という仮タイトルが付けられていた。(名付け親は努兄)
しかし、“ダサい”と若手アナから不満が上がり、管理職クラスのベテランアナ達も、“センス無さ過ぎ”とこき下ろされた訳である。そこで、

｢そ ん な に 不 満 な ら 、み ん

な も ア イ デ ア 出 し て よ !!｣

と、努兄がグレた訳である。で、正式タイトルをアナ達に“公募”したのである。

それで募集した結果、殆ど“○○ランド”とか“××王国”とか、“■■島”というネーミングだった訳である。つまり、これから始めよういう番組を“ひとつの国”に見立ててみようという意見だったのだ。この事に関しては、ある程度努兄は予測してたらしく、それを嫌ってあの“ダサいネーミング”にしてた訳である。しかし、みんなの意見を聞いていながら、それを無視する様な態度だけは取りたくなかったので、ならばと“ランド”という言葉を採用する事に決めたのである。でも、その“アタマ”に付ける良い言葉が見つからない。そんな時に青木アナが、｢“即興”という意味の英語で“ADLIB”(アドリブ)って言葉はどう？｣と切り出した。“それだ！”とひらめいて、カタカナではなくひらがなで、“あどりぶ”と表記したのである。
こうして、“あどりぶランド”という番組タイトルが誕生した訳である。この名前が、関西のみならず全国のアナファン達に深く浸透していったのは、番組開始からしばらく経ってからである。現在でも多くのMBSマニアが、思い出の番組のひとつとして語られる様になったのは、言うまでもない。