迷馬の隠れ家 はてな本館

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そうだ、ラジオを聴こう!!その2(コールサインは正規の証)

明日に更新予定のネタ、“我等ラジ関ジェネレーション”vol.2第2週目分。会社から“明日休んでエエで!!”と言われ、久々に阪神競馬場に行こうと思ったので、今日中に前倒しして更新です。
さて今回のネタは、“コールサイン”の話です。
ラジオを何げに聴いていると、たまにこんな言葉を聞く事ありませんか?例えば、“JOCR”とか、“JOFV”とか、“JOZ”なんてアルファベットの羅列。これは、“コールサイン”と呼ばれる国際的な電波の識別記号です。基本的に、“JO●●”と付けば、凡そは日本国内から発信されている放送電波である事を表しています。この“コールサイン”ってのは、基本的にひとつの放送局につき必ずひとつ付いているモノで、放送電波免許の都合上、本局のみに与えられたモノが、その放送局の正式な“コールサイン”です。

本文上で書いたアレも、きちんとした本局“コールサイン”で、左から、CRK(JOCR)、FM802(JOFV)、ラジオNIKKEI(JOZ)です。つまり、ラジオの長距離受信マニアなら、このコールサインだけで放送局を言い当てる事ができる訳です。但し、これらの“コールサイン”だけでは、電波の種類までは判別出来ません。そこで、それを見分ける“暗号”(と言えるかどうかは謎だが…)として、“コールサイン”の後ろに、“FM”とか、“TV”を付ける事で、判別できる様になってます。だから、FM802の場合、正式には“JOFV-FM”と表記されます。また、ラジオNIKKEIのみ、“JOZ”と3文字なのは、電波帯ごとの識別として、番号が振られている為。だから、周波数によっては“JOZ-2”“JOZ-3”…という様に識別されてます。(但し、正式なコールサインはあくまでも“JOZ”です。)
同じ放送局でも、TVの放送免許も保有する場合、元々の“コールサイン”に“TV”と付けて、判別しています。だからMBSの場合、中波ラジオとTVの放送免許を保有してる為、各々“JOOR”と“JOOR-TV”で免許を交付されてます。
しかし、中には本局以外に“コールサイン”がある中継局が存在する放送局があります。理由は簡単、本局とは違う放送プログラムを流す場合があるからです。CRKの場合、“JOCR”以外に“JOCE”という“コールサイン”が存在します。これは、豊岡にある但馬放送局の“コールサイン”です。本来は神戸(正確には淡路島の東浦)の本局電波(558KHz)では受信が困難な兵庫県北部に向けて開局された中継局ですが、時間や季節によって、オリジナルの番組が放送されている場合があるからです。(番組を作ってるのは、神戸の本社スタジオですが…。)勿論、NHKの場合、各地方局ごとに“コールサイン”が存在し、時間帯によってローカル番組を各々の地方放送局で作ってます。(東京本局は“JOAK”だが、大阪だと“JOBK”名古屋だと“JOCK”…ってなります。)また、北海道みたいに広いエリアだとひとつの放送局なのに、いくつかの“コールサイン”を保有する場合もあります。(STVだけでTV用も含めて16個も“コールサイン”があります。)
興味を持ったそこのアナタ、一度自分の聴いてるラジオの“コールサイン”に耳を傾けてみるのも面白いかも?!