迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

そうだ、ラジオを聴こう!!(その5 遠距離受信にチャレンジ?!)

さてさて、今回の“我等ラジ関ジェネレーション”vol.2も、今日の更新分で最終回となります。今回はラジオマニアなら一度はやった事がある、いつも聞いてるラジオ番組を“遠距離受信”してみようという、電波の特性やラジオのアンテナ等の性能を試す"お遊び”です。基本的にこのお遊びは、自宅にいながら遠方の放送局の電波を受信して、それを該当する放送局に報告して、その見返りに“受信確認書”(通称:ベリカード)を発給してもらうのが目的(てか、このベリカードを収集する為にチャレンジするんだが…)なんだが、その応用として、出掛け先の場所から自分が聞いてるラジオ番組を受信してみようという訳である。

必要な道具はラジオと地図、聞きたい放送局のタイムテーブル(放送局のホムペからプリントアウトすれば便利。)に補助アンテナ(市販の大型ループアンテナから手作りの指向性アンテナまで、お好みのヤツをいくつか用意すればGood!)、そして受信報告書のフォーマット用紙(作り方は後述)と筆記用具。
まずラジオの受信機だが、初心者がいきなりワイドバンドラジオ(航空無線からUHF方式TV音声電波まで受信可能な“マニアの王道”を行くラジオ)を使うには、少々無謀なんで、できれば家電量販店で販売してる3バンド(基本的には中波、FM、VHF方式TV音声)ポケットラジオで充分。最近のラジオは充電式電池内臓やイヤホン付きとかオートチューナー搭載の機種もあるんで、最初からダイアル式バリコン(受信する電波を合わせる装置)みたいに、いちいち周波数を手探りで探さなくても、その放送局に合わせてくれるんで便利。(混信対策が大変だが…。)
地図が必要になる理由は、自分が今いる場所と放送局の位置が、どれくらい離れているかを確かめる為。ある程度の距離感覚が解ると、どうしても聞きたい番組を犠牲にしなくて済むから、旅行計画も楽しくなる。(最近は全国ネット番組が氾濫し過ぎて、面白みに欠く事が多いが…。)
意外と忘れがちなのが、聞きたい放送局のタイムテーブル。ラジオマニアの中には、全国のラジオ局(コミュニティーFM除く)のタイムテーブルを網羅した本(三才ブックスから出ている“ラジオ番組表”なるヤツで、年2回発売されている。)片手に、自分のラジオを使って、遠距離受信を試みる人もいます。(ちなみにこの本、全国ネット番組の放送局別の時間割まで網羅してるんで、結構便利。)
受信報告書は好みで用意してくれたら良いが、基本的のベリカードを収集してないんだったらなくても結構。この報告書には、以下の事をきちんと書いておかないと、認識されないので注意。
1:放送局名(当たり前だが…)2:コールサイン(2週目に書いたアレである)3:受信周波数(本局とは限らないから書く必要性アリ)4:電波を受信した日付(正確に書かないとNG!)5:受信した時間(意外と忘れがち、ちなみに日本の放送局なら日本時間で書くのが普通。)6:番組内容(タイトルだけでも充分だが、できれば出演者の名前や話していた内容を書き込む事をオススメする。)7:受信した場所(自宅ならその住所でもいいが、移動中ならその場所を地図で確認して記入する事)8:受信状況を示すSINPOの5段評価(“SINPO”とは、受信した電波信号の強弱、他の電波との混信の具合、受信時のノイズの程度、“フェーシング”と呼ばれる、不安定に音が歪んだりする現象のレベル、電波に関する総合的な評価の意味を持つ外国語の略。最低が1で、最も良好だと5とする。)9:受信に使用したラジオとアンテナ(コレを報告しないと、何で受信したか判断しかねない。)10:番組や放送に関する感想(コレが聞きたくて放送局はウズウズしている訳で…)
補助アンテナも、コンパクトサイズのアンテナなら持ち運びも楽だが…、大型アンテナは野外でやると邪魔になる。そこで、簡易的に中波の受信感度を上げる方法として、10円玉2枚をラジオの内蔵アンテナが入っている部分にあてがい、テープで固定するやり方がある。(ちなみにオイラは、イヤホンコードをポケットラジオの本体に巻き付けて、アンテナ感度をupさせた事がある。)
さて、受信方法だが、CRKの場合、指向性アンテナの関係で東日本方面ではそんなに苦労しないが、問題は電波が抑えられている南西方向(特に南九州)では、電波状況が良くなる夜間でも受信できない。しかし、幸いにも但馬放送局のおかげで、そっちの周波数で受信も可能な地域もあるという。じゃ、どうしてるのかと言うと、まず、電波はなるだけ建物や山等の障害物が近くに無い方が受信しやすいから、その近くにラジオを置いてみる。そこで受信が良かったら、その位置でラジオを固定した方が良い。で、次に内蔵の中波用バーアンテナの位置を定める為に、本体を動かしてみる。それでダメなら、補助アンテナを付けて、きちんと周波数を合わせてやる。この3点を押さえておけば…ね、ちゃんと聞けたっしょ!