迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

エゾシカって食べられるの?

昨日の帰り際、静内二十間道路桜まつり(@新ひだか町)の売店で、珍しい“食材”を見つけた。何でも、ココ(北海道・日高地方)でしか手に入らないモンらしく、ここ数年の間に注目を浴びる様になったんだそうな。その“食材”というのは…なんとエゾシカ。てのも実は、エゾシカの生態保護を目的とした狩猟制限の影響で、ここ数年で北海道全体のエゾシカの頭数が増えすぎて、それによる森林破壊(若木や下草が食い荒らされる)や農業被害(農作物が食い荒らされる)が発生してるそうな。
で、数年前から“被害防止”の為の狩猟が認められ、特に規制が緩い日高地方を中心に、エゾシカ狩りが行なわれてるんだそうな。(ただ、そのせいで猟友会の方がエゾシカと間違えて、山林近くの牧場で放牧していたサラブレッドを射殺する事故が3年くらい前に発生したんだが…。)ところが、狩猟を解禁したのは良いが、その“後始末”で難儀していたのだ。てのも、エゾシカを専門的に精肉として解体できる食肉処理場や技術者がいなかったのである。そこで、地元の食肉業者がエゾシカ用の解体処理場を設け、そこで製品を作り始めたって訳である。

最初に作ったのがモモ肉を使ったスモークハムで、このシリーズは現在、ソーセージやジャーキーなんかもある。ただ、野生のエゾシカなんで、ちょっとクセがあるから食べ慣れてないと…。(でも、焼いて食べるとビールによく合うんだよな、コレが。)
で、特に注目されているのが、ジンギズカン風タレ漬け“エゾシカン”と香辛料が入った特製味噌で漬けたヤツ。味噌漬けは軽く炙って、ジンギスカン風は野菜と一緒に炒めて食べると、コレまた美味。特に“エゾシカン”は普通に“焼肉”としても食べることができるんで、一度食べるとハマるかも?!
とはいえ、“原材料”を考えるとかなり割高ではあるが、話のタネとして食べてみては如何かな?(ちなみに、日高地方の一部の宿泊施設や飲食店では、この“エゾシカ料理”がメニューにあるトコもあります。)