迷馬の隠れ家 はてな本館

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ひとりdeきりたんぽ?!

関西人なのに、なぜか“きりたんぽ鍋”が食べたいとほざくオイラ。コレ自体は秋田の郷土料理で、本来は比内鶏ごぼう、セリ等と一緒に醤油ベースの比内鶏がらスープで煮込む鍋だが、“きりたんぽ”というヤツがないと、単なる“和風チキンポトフもどき”なる代物である。この“きりたんぽ”というヤツは、元来は細い竹筒に半搗きにしたご飯を巻き付けた五平餅みたいなヤツで、形が丁度“たんぽ槍”(槍の先にカバーをつけたヤツ。蒲の穂にも似てるので、“蒲穂槍”ともいう)に似てたんで、この名になったとか。で、鍋に入れずに食べる方法もある(五平餅同様に炙って、味噌だれをつけてパクつくw)が、鍋にいれる場合は適当に切っていれるから“きりたんぽ”となる訳である。

で、家で“お手軽に”作ろうと思うなら、できれば“きりたんぽ”は手作りでいきたいトコ。コレ自体の作り方は簡単。冷やご飯(加熱前に軽く水を吹き付けるとベター)をレンジでチンしたら、コレをボウルに入れてひたすら擂り粉木(or麺のし棒)で粘つくまで搗きまくる!! で、コレを通常はた竹筒を使いたいトコだが、手頃なのは手に入るハズがないんで、割り箸に巻き付けてガスコンロで軽く炙ろう。(巻き付けが邪魔臭い場合、適当に丸めて焼き網に乗せて表面だけ炙ろう。オーブントースターで軽く焼いてもOK!!)で、コイツを一口大に切って準備完了。
他の具材は、鶏肉(できれば地鶏系を使いたい、部位としてはモモぶつ切りか手羽を使う事。骨が気になる人も、できればモモ肉を用意する事!!)、笹掻きごぼう、水菜(セリの代わりに使う。セリよりクセがなくて食べやすい)、ネギ…と後は適当にブッ込んでみようw(全部一口大にカットしておくこと。)
で、土鍋に入れるダシの方だが、比内地鶏のスープは高価なんで中華の鶏ガラスープで代用するとして、コレに粉末の昆布だし(昆布茶で代用可)を隠し味程度で混ぜ、ここに醤油をたらして味調整をしたら、ごぼうと鶏肉を先に入れ、一煮立ちしたトコで葉野菜系をブッ込み、仕上げにきりたんぽを入れて完成。
ひとりで作るなら、味が濃すぎると食べ残す可能もあるだろうから、なるだけ薄味に仕上がる様にしておこう。スープを最後まで味わう為の鍋なんで、ヘタな味付けは避けたい。醤油が苦手なら天然塩での味付けを。味噌はどうしても味が濃くなり過ぎるんで、使う場合は野菜を多めに。鶏が苦手なら白身魚で代用すると、かなりあっさり目に仕上がる。逆にガツンと食べたいんなら豚肉で。牛肉を使いたいんなら鶏ガラをやめて昆布だしのみで仕上げよう。