迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

ラジオの未来は…その4(この先、音声メディアとしてのラジオが生き残るには…)


“われラジ”強化週間の5日目、ラジオが今後どのようなカタチへ向かうべきかの話です。正直な話を言ってしまうと、今後ラジオでも音楽…特に邦楽の類の番組は、リクエスト番組以外では生き残る事は難しいのではとオイラは思ってます。てのも、折角の新譜が出ても、トーク番組で放送終了後にネット配信する場合、現行の著作権法では“配信不可”となってます。(有料ならともかく、殆どの番組が無料配信ですからねぇ…)つまり、DJのこだわりで選び抜いた楽曲も、アーティスト(この場合は歌手)がファンに一刻も早く新譜を届けたくても、法律そのものが現在の環境に追いついていない状況では、すべて“ボツ”になってしまうからです。だからといって、WEBラジオでも自由に(無償で)音楽を流せる環境にしてしまえば、それこそ海賊盤CDやMP3コピペだらけになってしまい、楽曲の価値すら下がってしまうだけでなく、放送業界や音楽業界にとっても大打撃です。

では、どうすれば良いのか…この件に関して、いくつかある答えのうちの一つに、音楽配信サイトと放送局が提携を結び、番組で紹介した曲を“試聴”できる様にしておく方法です。既に一部のFM曲では、番組で掛かった楽曲に関する情報を、放送局のホムペまたは番組の公式サイト上で公開しファンに支持を得てますが、それは一種の“メディアミックス”と呼ばれる手法であって、オイラが言いたいのは、番組で掛かった曲を、放送当時聞き逃したリスナー対象に、“ほんのチョット”だけ番組進行と同じタイミングで楽曲を鳴らす事です。
他の問題としては、テレビと違って“映像がない”メディアですから、出演するパーソナリティー(DJ)の“話術”を磨く場が少なくなる事は、大変危険な事です。そういった状況を打開するためにも、WEBラジオを“トーク番組専用”と割り切って制作する事も必要ではないでしょうか。ただ、問題は、それをライブストリーミング限定にするか、オンデマンドやポッドキャストで配信するかで放送形態が若干違う点。ライブストリーミングは、いくらWEBといえども“生放送”の形態を取っているのに対して、オンデマンドやポッドキャストは収録モノ。言ってみれば何度でも編集が効き、ついでに“延長戦”もできる。が、それは逆を言うと、制限時間内で喋るプロが、我を忘れて暴走する事を覚えてしまうと収拾がつかなくなる危険も伴う。(事実、今聴いている“しゃべって“でも、かなり暴走し過ぎて危険ですw)
明日は、地上波ラジオが抱えてる“世代交代問題”についてです。