深夜食堂“ふらっとりばー” 2018 五皿目

グ:今日、マスターがバイト先で健康診断受けたんだけど…ま、当然の話だろうなw 炭酸飲料をガブ飲みしまくってる時点で、そうなるよな…とはいえ、現時点ではそれ以外の部分で問題ナシってことだから、とにかく、食事管理と運動量だけは気をつけろってこった。
(悪かったな、暴飲暴食の生活習慣病罹患者ってのは、家族がそれだから自覚あったんだよってば…)
ハハハ…頼むから、つまらん病気で早死にだけはやめてくれよ、オレ達の分まで生きるって約束してくれてんだからさ。
(るっせーな…)
ま、そう言わずに今日のジャンク料理…ヴィーガンを称するのであれば、動物性蛋白質を排する代わりに、大豆をいかに活用するかがポイントになるよな。マスターは豆腐が好きだから、コレを冷凍して解凍すっと、豆腐内の水分が抜けて、鶏肉みたいな食感になるんだよな。コレの応用で作られてるのが、いわゆる“高野豆腐”であって、高野豆腐となると、調理方法が限られた感じになるよな？でも、普通の豆腐をワザと凍らせて、水分を絞ってカレーやシチューに加えると、鶏肉替わりの食感が楽しめるんだぜ。適当にちぎって、唐揚げってのもアリだぜw
(ｶﾞﾗｶﾞﾗ…)
っと、いらっ…なんだ、シンか。
シン(以下シ):(;´審`)=3 なんで俺の時だけ、そんな風に雑な扱いなんですか？
グ:いや何…どうもオマエ見てるとさ、親近感があるというか、少々荒っぽく扱っても平気かなぁ…って思うんだよ、オレ的に。
シ:いや、まぁ…マーグさんの性格上、一見荒っぽくても、面倒見の良さの裏返しだっていうのは、付き合い出して随分になるから解って来ましたけど…それでもなんか、俺に対して“だけ”は、荒いというか雑というかw
グ:中途半端にノリがいいからだろ、オマエ自身がw
シ:え、そうかなぁ…
ごっちゃん(以下浩):いいなぁ…そういう関係って。でも、シンさんとマーグさんだと、“生前さん”でも接点が皆無に近いし、いろんな部分で正反対っていうか…
グ:まぁな、異論は認めるが、接点って感じの接点はないよな…ただ、一つ言えてることがあるとすれば、オレとシンは、“生前さん”の出身が隣接してるってことだろうな。
シ:俺は横浜ですけど、マーグさんはどこでしたっけ？
グ:生まれこそ愛知だが、“生前さん”の本籍上の出身は静岡の沼津だぜ。ま、伊豆半島挟んで接してる…っちゃ、接してるよなw
浩:なんか、マーグさんのイメージって、まるで漁師さんですよね？
グ:;`;:ﾞ;`(;ﾟ;厳;ﾟ; )ﾌﾞｯ オレ…そんなイメージあるか？
シ:海釣りがお好きで、よく磯や防波堤から糸を垂らしていらっしゃるから、そう見られるのでは…
グ:あのなぁ…
浩:でも、後ろに貼ってある魚拓って、海釣りやる人って、よく作りますよね？
グ:基本は喰うために釣ってる訳だからな…だが、大物が釣れた時って、できるだけ“証拠”を残しておきたいんだよ。他の連中よりも“オレが仕留めた”獲物の方がデカいってね…だから、喰っちまう前に、魚体に墨塗って、型を取る訳。最近では、カラーで仕上げるヤツもいるとか、魚拓の取り方も、ちょっと変わって来てるからなぁ…ちなみにオレのは、主に黒鯛だな。
シ:そういや…藤田先輩もそういうの、やってたような…釣り好きの人って、結構そういう証拠を残しますよね？
グ:教え合うのが基本だからな、仲間同士であろうと、偶然出会った相手だろうと…時には、互いが持ってる仕掛けを交換することもあるしな。自作の仕掛けで大物を仕留めたとなると、やっぱり自慢したいのと同時に、同じように釣れたらいいねって感じで接することも多いしな。
浩:そういう部分では、競馬ファン同士の交流も、よく似てる…かな？
シ:とはいえ、そういう共通の趣味を持ってると言えど、マナーレスはちょっと…
グ:それな…いくら釣りバカであっても、最低限度のマナーは守れって思うぜ。特に、釣り糸も含めたゴミの放置…競馬場なら人が管理してる空間だからこそ、多少の不作法は片付けてくれるが、海や川は、一度汚せば誰も片付ける事なんて、できねぇんだぞ。だから、そこに滞在して釣りを楽しんだら、現場から立ち去る時には、ちゃんとゴミは持って帰れ…でないと、次来た時、獲物が釣れなくなるだけじゃなく、ヘタしたら喰えなくなるぞ…汚染された水の影響で。